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月とタワーと飛行船 [かじったもの]

裏面の47回目。


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今夜は仕事場のとある場所から東京の夜景を見ました。

いつもの様に六本木ヒルズが見えました。

そして今晩は、空にはとても明るいお月様。そして冬色の東京タワー。
そして、なんと、そんな風景をゆっくりと横切って行く飛行船が。

え、飛行船。もう暗いぞ?一瞬目を疑いましたが、確かに東京の夜に泳ぐクジラの様に
浮かんでいました。


さて、東京タワーはある時からライトアップし始めたこともあるし、低炭素革命云々のお話もありますが、
目になれたその夜景から、東京タワーが消えたら、結構さびしいだろうなあと、しみじみ思ったのであります。
ちょっと感傷的になったせいか、電気もつけずにその景色を短い時間ですが眺めたのであります。


地方によって変わると思いますが、関東近県ですと、
「あ、富士山見えた」っていうのが、小さな幸せだったりすると私は感じてきたのですが、
「あ、東京タワー見えた」というのも同じで、ちょっと嬉しくなる様な、ワクワクする様な気がしました。

田舎暮らしが長いせいもあるのですが、
少年達には当たり前のことになるでしょうけど、かつては10階建てでも「高いなあ」と思ったものです。

霞ヶ関ビルや世界貿易センタービルなど40数階のビルなどは別世界だったのですが、
今は人が仕事だけでなく、日常を暮す空間になっているのでありますねえ。

高さが珍しい時代ではなくなったのかも知れませんが、それでも、東京タワーは別モノだと思うところがありますね。
感覚的なものですが。

各地のxxタワーに、なにか思い出がある方というのも、わりにいらしゃるのではないかと想像するのであります。

建物には理由(寿命、役割の変化、経済的理由、政策等々)があって、永遠に存在し続ける保証はないのですが、
パリのエッフェルの様に長生きして欲しいと、個人的かつ無責任に思った夜でした。

東京の夜景をいつも好ましく思うわけではないのですが、今日の夜景は誠に美しく、優しかったです。
今日は飛行船のふんわりとした時間、照明に負けない月の光、そして東京タワーという存在。

ノスタルジーといえば、それまでですが、嬉しい時間でありました。

どういう訳か、今夜は、自宅でも親族一同で月を見上げたのでした。
旅行先でしか、その様なことはしないので、偶然にも今日は夜の空を見ていたという感じでありました。


月の光

月の光

  • アーティスト: 冨田勲
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD


(富田さんのジャケットが好きなのでこちらをリンクしました。原曲はシンセではありませんね、当然ですが。)

月の光、東京タワー。好きなものばかりの夜でした。[右斜め上]


今日も言いたいことだけ。

では、また。

さよなら、さよなら、さよなら。(淀川長治さん風。知らない人が多いかなあ)[満月]

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