ベルリン、映画、映像 [棚卸し]
裏面の70歳、いや70回。
カテゴリーにある様に、今日は棚卸し。だから、テーマはないです。
最近、ブラジルへの関心と並行して、ヨーロッパのことも考えることがあります。
■東西ベルリン(かつて・・・)
好きな街とか、そういうこととは別次元で、「ベルリン」のことを思い出します。
かつて、1度だけ、部分的に破壊されたベルリンの壁見たさに、かなり安易な動機で統一前の東西ドイツを訪ねました。
丁度、フィルコリンズが西ベルリンでライブをやっていた頃だったかと思います。ポスターが貼ってありました。
発売されたライブビデオはその時のベルリンの映像の様です。
(私は同じツアーを、20日前後、つつましく旅をした後に帰国して日本でライブを観ることになりました)
さて、ベルリンに行くならば、ということで、友人に勧められたのが、この映画でした。
見てから行ったのか、帰国してから見たのか覚えてませんが、俗に西ドイツという体制があった頃の映画です。
とにかく、その時の旅も、行き当たりばったりの貧乏旅行だったので、やたらと歩いた思い出があります。
が、今となると、その感覚や見た景色が、しっかりと残っているのですよ。
勿論、車窓から見た景色や、長距離鉄道に乗って、色んな国の人が乗り降りしていたこと。
列車のコンパートメント(個室、向かい合わせ、引き戸付き。ガラス越しですが、わりに密室風)内で、我々アジアの青年2名がいたりするので、ちょっと怪訝な顔した子供の表情。夜中もその状態で東ドイツから西ドイツのケルンまで。
そんな光景も思い出します。
今はおしゃれに生まれ変わりつつあるらしいですが、東ベルリンの駅前(表現が似合わないが)の、とにかく大きな広場、大きな道、やたらと大きな建物。
カフェで見たり、接した、東ベルリンの純朴に見える若者達。壁ひとつ、体制の違いひとつで、こんなに違うのかと驚きました。
これもなんとなく共産圏っぽいなあと思ったこと。
広場の下に公衆トイレがありまして。
男性が小便する場合、円筒上の内壁に向かって皆がぐるりと尻を向けて用を足すのですよ。その頃。
たまたま、人で埋まっていたのですが、あいた場所を見つけて、「ぐぐっと」入って、という具合でありました。
当然に、ご近所同志に壁はないです。横並びのは日本でもかつては普通にあったのですが、壁に向かってというのは、それっきりです。
あと、
今も健在らしいですが、有名なテレビ塔にものぼりました。形が昔描いた近未来映画にでてくる様な造形で今でも好きです。
高速(らしい)エレベータで、モンゴル系の顔つきの家族と一緒になりました。何故か全員が上から下まで、同じ色のつなぎのダウンを着こんでました。顔は皆赤らんでいました。
ただ、家族皆がとにかく楽しそうだったのを覚えています。
駅前の広い広場にも、ベトナム系や中東風の色んな顔つきの人がいたので、共産圏にいるという気がしましたし、共産圏の諸民族の幅広さも感じました。
(前年にアエロフロートに自由席で搭乗し、色々な風貌の方と同じ機内や、閉鎖された空港で一晩すごした記憶とも重なりました。)
夜の眺めは当時は東京に比べ質素ではありましたが、優しい夜景でした。
テレビ塔の展望室で絵葉書(なぜか、パノラマ写真の様なサイズ)を買いましたが、これが、印刷品質が頗る悪かった、明るいところでみたら。(笑)
でも、大切なお土産です。今は買えないでしょうね。袋も駄菓子屋さんみたいな袋でなつかしかったのを覚えています。
(今も残してあるかしら)
夜はとにかく美しい街でした。
古い時代の建物を残していて、屋根などにある彫刻をライトアップしていた。天使とか、タカみたいなものなど。
東ベルリンでも、食事をしていた時間以外は、とにかく明るいうちから暗くなるまで、歩けるだけ、歩いて、
公共の施設や店などに無目的で入ってゆきました。
国自体は崩壊をしていなかったので、レーニン像なども残っていましたし、飽きなかったです。
帰国してしばらくして思うと、ウルトラボックスのヴィエナなどの曲とマッチする様なきれいな光景に思えました。
西ベルリンはBMW、メルセデスが走っていて、高層ビルと豊富な物資、たくさんの飲食店、ネオン。車のライト。
東ベルリンは、トラバントや、不明の古い車が走っていて、ほのかな灯りに、ささやかだがおいしい食事(じゃがいも。西より美味しかった)。物資は豊富ではないし、品質も良いとは言えないが、ホッとする何かがある、そんな感じを持ちました。
その時の旅の思い出は、また別の機会に。
詳しくは読んでないのですが、随分ベルリンのことを色々とお書きになっている詳しい方がいらしたので、リンクしておきます。
http://berlinhbf.exblog.jp/915918/
(テレビ塔が映っていたのでこのページにしました。トップページから多くの種類の記事に出会える様です。天使の降りた場所というタグなど興味をそそるものが多いです。あくまでも、個人のご判断においてご覧ください)
■映画(天使つながり など)
天使つながりで、この映画も良いですねえ。海岸で天使が日の出を待つシーンだったかなあ、いいなあ。あのシーン。
かつての東の世界つながりで、これ。
戦艦ポチョムキン。サイレントだったんですね。私、先輩の解説付きでビデオを見た記憶があったので、サイレントとは記憶していませんでした。映像表現の意味では、階段を乳母車が落ちてゆくシーンなど、有名な映像がたくさんありますね。
これは、タルコフスキーの多くある作品のたった1つですね。多分、あと「ストーカー」(現時点での意味合いではないです。近未来的な内容だったと思います)は観たでしょうか。惑星ソラリスは観てないです。それは、2001年宇宙の旅を観たのに、ストーリーが頭に入っていない私には、同じことだったかも知れません。2001年宇宙の旅はデージーの歌位した覚えてないのですね。なぜか。改めて観なくては。
さて、このノルタルジア。確か、昔に、ミニシアターで夜中に観た様な記憶があります。だから、やけに、神妙な気持ちだったのを記憶しています。
フランスの女優さんで、イザベル・アジャーニの映画も数本観ましたね。そういえば。
観た映画がたまたま愛憎劇みたいな映画だったので、ここでお勧めするのはやめておきます。個人の好みではないので。
作品は良いと思うので、興味のある方は調べてみてください。
自分が観た後に出演している映画の方が有名みたいですね。この方は。何故か、大竹しのぶさんとイメージが重なってしまうのは、何かの思い込みでしょうか。(どうでも、いいか)
後は、これは、どうなんだろう、何をお勧めするのか分からないけれど。良かったですよ。フェリーニ。
8 1/2 は観たかどうか・・・。
さて、銀座あたりの名画をやる映画館で観た様に思います。
「道」は特に良かったなあ。
全く毛色が違いますし、今なら一部シーンのために、多分R15なんてことなのでしょうが、「ポンヌフの恋人」も良かった。
これはビデオで観ました。何故か、泣けました。
なんか、こう並べた作品は、悲しいとか、空虚とか、生きるとは みたいな重い感じですねえ。
もっと軽薄なのや、ラブコメディーとかも観ているのですが、思い出せない(笑)
いつか、また、ダラダラと書かせていただきたいと思います。
■本日のブラジル関係
今日は、話が長く、品物少ないですが、ご容赦を。
ブラジル系。1週間のどこかで見ようかと(無理かな)。
宮沢和史さんの著書、「Brasil-Sick」でも紹介されていた作品の一部でもあります。
今週は観る予定がないけど、気になるDVDもありますね。ジルベルト・ジルなども登場するので。
ということで、後は今頃ですが、宮沢和史さんのアフロシックのDVDも観ようかなと思っております。
時を遡ってゆくのも楽しいことですね。
今日は、話は飛ぶわ、作品の一貫性がないわで、お疲れになったことと思います。
ここから派生してゆくと、自分の喜びに広がりが出そうなので、自分のために記録用に記事にさせていただきました。
お付き合いいただき、感謝です。
では、また来週以降・・・かな。
最後まで、お付き合い頂いた方、深謝いたします。
サイドB
カテゴリーにある様に、今日は棚卸し。だから、テーマはないです。
最近、ブラジルへの関心と並行して、ヨーロッパのことも考えることがあります。
■東西ベルリン(かつて・・・)
好きな街とか、そういうこととは別次元で、「ベルリン」のことを思い出します。
かつて、1度だけ、部分的に破壊されたベルリンの壁見たさに、かなり安易な動機で統一前の東西ドイツを訪ねました。
丁度、フィルコリンズが西ベルリンでライブをやっていた頃だったかと思います。ポスターが貼ってありました。
発売されたライブビデオはその時のベルリンの映像の様です。
(私は同じツアーを、20日前後、つつましく旅をした後に帰国して日本でライブを観ることになりました)
さて、ベルリンに行くならば、ということで、友人に勧められたのが、この映画でした。
見てから行ったのか、帰国してから見たのか覚えてませんが、俗に西ドイツという体制があった頃の映画です。
とにかく、その時の旅も、行き当たりばったりの貧乏旅行だったので、やたらと歩いた思い出があります。
が、今となると、その感覚や見た景色が、しっかりと残っているのですよ。
勿論、車窓から見た景色や、長距離鉄道に乗って、色んな国の人が乗り降りしていたこと。
列車のコンパートメント(個室、向かい合わせ、引き戸付き。ガラス越しですが、わりに密室風)内で、我々アジアの青年2名がいたりするので、ちょっと怪訝な顔した子供の表情。夜中もその状態で東ドイツから西ドイツのケルンまで。
そんな光景も思い出します。
今はおしゃれに生まれ変わりつつあるらしいですが、東ベルリンの駅前(表現が似合わないが)の、とにかく大きな広場、大きな道、やたらと大きな建物。
カフェで見たり、接した、東ベルリンの純朴に見える若者達。壁ひとつ、体制の違いひとつで、こんなに違うのかと驚きました。
これもなんとなく共産圏っぽいなあと思ったこと。
広場の下に公衆トイレがありまして。
男性が小便する場合、円筒上の内壁に向かって皆がぐるりと尻を向けて用を足すのですよ。その頃。
たまたま、人で埋まっていたのですが、あいた場所を見つけて、「ぐぐっと」入って、という具合でありました。
当然に、ご近所同志に壁はないです。横並びのは日本でもかつては普通にあったのですが、壁に向かってというのは、それっきりです。
あと、
今も健在らしいですが、有名なテレビ塔にものぼりました。形が昔描いた近未来映画にでてくる様な造形で今でも好きです。
高速(らしい)エレベータで、モンゴル系の顔つきの家族と一緒になりました。何故か全員が上から下まで、同じ色のつなぎのダウンを着こんでました。顔は皆赤らんでいました。
ただ、家族皆がとにかく楽しそうだったのを覚えています。
駅前の広い広場にも、ベトナム系や中東風の色んな顔つきの人がいたので、共産圏にいるという気がしましたし、共産圏の諸民族の幅広さも感じました。
(前年にアエロフロートに自由席で搭乗し、色々な風貌の方と同じ機内や、閉鎖された空港で一晩すごした記憶とも重なりました。)
夜の眺めは当時は東京に比べ質素ではありましたが、優しい夜景でした。
テレビ塔の展望室で絵葉書(なぜか、パノラマ写真の様なサイズ)を買いましたが、これが、印刷品質が頗る悪かった、明るいところでみたら。(笑)
でも、大切なお土産です。今は買えないでしょうね。袋も駄菓子屋さんみたいな袋でなつかしかったのを覚えています。
(今も残してあるかしら)
夜はとにかく美しい街でした。
古い時代の建物を残していて、屋根などにある彫刻をライトアップしていた。天使とか、タカみたいなものなど。
東ベルリンでも、食事をしていた時間以外は、とにかく明るいうちから暗くなるまで、歩けるだけ、歩いて、
公共の施設や店などに無目的で入ってゆきました。
国自体は崩壊をしていなかったので、レーニン像なども残っていましたし、飽きなかったです。
帰国してしばらくして思うと、ウルトラボックスのヴィエナなどの曲とマッチする様なきれいな光景に思えました。
西ベルリンはBMW、メルセデスが走っていて、高層ビルと豊富な物資、たくさんの飲食店、ネオン。車のライト。
東ベルリンは、トラバントや、不明の古い車が走っていて、ほのかな灯りに、ささやかだがおいしい食事(じゃがいも。西より美味しかった)。物資は豊富ではないし、品質も良いとは言えないが、ホッとする何かがある、そんな感じを持ちました。
その時の旅の思い出は、また別の機会に。
詳しくは読んでないのですが、随分ベルリンのことを色々とお書きになっている詳しい方がいらしたので、リンクしておきます。
http://berlinhbf.exblog.jp/915918/
(テレビ塔が映っていたのでこのページにしました。トップページから多くの種類の記事に出会える様です。天使の降りた場所というタグなど興味をそそるものが多いです。あくまでも、個人のご判断においてご覧ください)
■映画(天使つながり など)
天使つながりで、この映画も良いですねえ。海岸で天使が日の出を待つシーンだったかなあ、いいなあ。あのシーン。
かつての東の世界つながりで、これ。
戦艦ポチョムキン。サイレントだったんですね。私、先輩の解説付きでビデオを見た記憶があったので、サイレントとは記憶していませんでした。映像表現の意味では、階段を乳母車が落ちてゆくシーンなど、有名な映像がたくさんありますね。
これは、タルコフスキーの多くある作品のたった1つですね。多分、あと「ストーカー」(現時点での意味合いではないです。近未来的な内容だったと思います)は観たでしょうか。惑星ソラリスは観てないです。それは、2001年宇宙の旅を観たのに、ストーリーが頭に入っていない私には、同じことだったかも知れません。2001年宇宙の旅はデージーの歌位した覚えてないのですね。なぜか。改めて観なくては。
さて、このノルタルジア。確か、昔に、ミニシアターで夜中に観た様な記憶があります。だから、やけに、神妙な気持ちだったのを記憶しています。
フランスの女優さんで、イザベル・アジャーニの映画も数本観ましたね。そういえば。
観た映画がたまたま愛憎劇みたいな映画だったので、ここでお勧めするのはやめておきます。個人の好みではないので。
作品は良いと思うので、興味のある方は調べてみてください。
自分が観た後に出演している映画の方が有名みたいですね。この方は。何故か、大竹しのぶさんとイメージが重なってしまうのは、何かの思い込みでしょうか。(どうでも、いいか)
後は、これは、どうなんだろう、何をお勧めするのか分からないけれど。良かったですよ。フェリーニ。
8 1/2 は観たかどうか・・・。
さて、銀座あたりの名画をやる映画館で観た様に思います。
「道」は特に良かったなあ。
全く毛色が違いますし、今なら一部シーンのために、多分R15なんてことなのでしょうが、「ポンヌフの恋人」も良かった。
これはビデオで観ました。何故か、泣けました。
なんか、こう並べた作品は、悲しいとか、空虚とか、生きるとは みたいな重い感じですねえ。
もっと軽薄なのや、ラブコメディーとかも観ているのですが、思い出せない(笑)
いつか、また、ダラダラと書かせていただきたいと思います。
■本日のブラジル関係
今日は、話が長く、品物少ないですが、ご容赦を。
ブラジル系。1週間のどこかで見ようかと(無理かな)。
宮沢和史さんの著書、「Brasil-Sick」でも紹介されていた作品の一部でもあります。
今週は観る予定がないけど、気になるDVDもありますね。ジルベルト・ジルなども登場するので。
『黒いオルフェ』を探して-ブラジル音楽をめぐる旅- [DVD]
- 出版社/メーカー: ナウオンメディア
- メディア: DVD
ということで、後は今頃ですが、宮沢和史さんのアフロシックのDVDも観ようかなと思っております。
時を遡ってゆくのも楽しいことですね。
今日は、話は飛ぶわ、作品の一貫性がないわで、お疲れになったことと思います。
ここから派生してゆくと、自分の喜びに広がりが出そうなので、自分のために記録用に記事にさせていただきました。
お付き合いいただき、感謝です。
では、また来週以降・・・かな。
最後まで、お付き合い頂いた方、深謝いたします。
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