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THE BOOM 2009ツアーファイナル@渋谷(2009/10/17)をふりかえってみた。 [音楽]

裏面の170回目です。

ずーっと手をつけずにいた

THE BOOM 20th Anniversary Live Tour 2009 「My Sweet Home」

渋谷CCレモンホールで行われたツアーファイナルを振り返ってみます。

文字だけで、長いですが。

さすがに3週間経つと、気持ちと記憶がシンプルになってきますが、

あえて思い出してみます。

曲目順に記憶をつらつらと。

1. All of Everything
 
オープニングのビデオ良かったですね。
4人がステージ中央に並んでいたのも一体感を感じました。

まあ、出だしのちょっとした間がありましたが、あれば良しということで。

2. この街のどこかに

この曲のイントロはアルバムでは、
かなり作ってあるからどうなるのかと思ってました。

でも、バンドの編成でノりを維持したままジャムっている感じで、
新鮮でした。

この曲も隠れた名曲(皆が良い良いと言わないという意味で)。
バンドの音がとても良いことに気がついて、気分が良かったです。

3. 君はTVっ子

出だしのピアノが良かった。
さっき、当時のPVを見たのですが、
渋谷の彼らはあのまま大きくなった男の子達の様でした。

私ら2階席だったのですが、1階の前半分は踊り部でしたね。
あれもいいね。盛り上がって。

MC:
この日のMCは皆さんがレポートされている様に、充実して、たっぷりだったんですよ。
ここは、まるで演歌歌手の如く、キレイにまとめてました。

「1曲1曲一所懸命、演奏します」と頭を下げてました。
この日は頭を下げっぱなしで、こちらが恐縮しそうでしたけどね。 
 
4. そばにいたい

これは日比谷に続けて聴けました。良かったです。
私が最初に好きになった曲です。
(気球に乗ってとかも、好きだなあ。中央線よりも気球の方がその時に自然に共感したんでしょうかね)

歌詞がよくて。

ドラムの入りもいいし。
イントロのメロディーもちょっと控えめなかわいらしさがあるしねえ。

レゲエを消化できている(上から目線だなあ、素人なのに)感じがして、
いいですよ。

まあ、ライブでやると、熱気とのギャップがあるせいか、
静かで温度が下がる気はするけど。
でも聴かせる曲を持っているバンドというのは、
強い、上手い。飽きない。
  

5. 数えきれない人の中で

これ、亀田誠治さんのプロデュースなんですよね。宮沢さん人脈なんでしょうかね。
高野さんもプロデュースされている曲があり、そちらはかなりヘビー。

ブームの方は、風とか旅とか出会いとか、日々の時の流れを感じますね。
それぞれのミュージシャンの想いを引き出すプロデューサーって凄いなあ。
  
山川さんのベースもアルバムでは、角がある感じの音色でベースが攻めてんですよね。
それでいて浮いていないという。
  
高野さんの曲は亀田さんが弾いているからかなあと思っていたのですが、
たくさんの音を鳴らすのでなくて、間で聴かせるていう感じがしました。

ライブは音色まで聞き分けできませんでしたが、
じわっと盛り上がりましたよ。
 
ベーシストが格好良く見える曲でもありましたし、キーボード、パーカッション、
ギターとコーラス。
バンドアンサンブル、しっかり楽しめました。そういう楽曲なんですね。
  
6. からたち野道

日比谷でも聴いているし、もしかすると随分昔にも聴いていたのだろう。
でも、今回がしみました。一番。そういうものかな。

ここでMC2:
20年をふりかえる、宮沢さんのトーク。
ライブアクト、ファンとスタジオワークの話し。

沖縄、アジア、ブラジル音楽への接近と様々な活動の振り返りでした。
ちょっと反省している風なところが、いつもと違ったけれど、
語りかけてくれたんでしょう。

なにせ、多作ではないバンドですからね。
コアなファンからすると、待ち遠しいを超えたときもあった・・
という配慮だったのかも知れません。勝手な解釈ですが。

「四重奏。買ったよね」という問いかけがあり。
拍手があって。
「20年やっていると、カラ拍手は見抜けるんだよ」と。

会場どっとウケてました。
  
そしたら、どちらかの方が「2枚は買ったよ!」って応答して。拍手。

「あとで、栃木孝夫がキスをします」みたいなこと話して、
また会場がどっとなっておりました。
 
たしか、この辺からMCのノリがくだけていきまして。

宮沢氏が山川さんに「どこまで話しましたっけ?」と問いかけて
「拍手で気持ちが分かる」と、そのままを応答。

会場が爆笑になってました。

で、「四重奏」に話しを戻して、続けてましたね。これが、まじめな話しですよ。 
  
曲づくりの旅の話しをしていましたかね。
(ガンガをやっていた、ライブとライブの合間でしたね、昨年の。
どこの島なんですかね。
勝手に、タイのコ・サムイだろうと、思い込んでいる私。どうだったのでしょう。)

曲への姿勢とか、これからの気持ちとかを語ってました。
そして、「四重奏」(シングルでなくということで)から初めての曲という紹介がありました。

7. First Love Song

アンサンブルが最高でした。歌詞とかそういうことでなくて、泣きそうな位。
美しかった。本当に美しかった。

アルバムでは、ちょっと地味かなと(すみません)思っていたのですが、
ライブで演奏してもらって良かったです。

コーラスも良かったなあ。山川さんのコーラス良いですよね。
どなたかファンの方もブログで書かれていました。

8. 風をなぞるように

四重奏の全面にはだしていないものの、
宮沢氏のある種の言いたいことと、
関係があるのかなと、ライブ観て感じました。

バンドのアンサンブルがまた良くて・・・贔屓しすぎなんですけど、
いいから仕方ない。

大歌手の曲の様であり、芝居の曲の様であり、
ある種のプログレの様であり、意外に壮大でした。

包み込む優しさが底辺にあって。
  
9. 月さえも眠る夜

オーノカズナリ氏の仕事がよかった。打ち込み系の音が色々入ってて。
その他は、コメント不要ですね。この曲は。名曲だから。  

MC3:
島唄のヒットから「フェイスレスマン」辺りにいたるエピソードを語っておりました。
ディック・リーと共演した「ナガランド」とか、そういった経験で視野が開けたという話ですね。
「月さえも眠る夜」ができた時の話しとか。

軽く、まっちぃ(町田昌弘さん)か、栃木さんかをいじって・・・。

四重奏の曲は、朝一番に出てきた音で作ったという話をしていたのと、
「夢から醒めて」に込めた想いを語ってたと思います。

10. 夢から醒めて
  
日比谷から半年位たっていて、耳馴れていること、
バンドの音(特にリズム隊)が相当かたまっってました。
   
これも、実にじわじわと盛り上がる曲になりました。
日比谷の時は久々の新曲ということで聴いていたのですが、
今回は趣きが、違いましたね。

こういう曲は「つまんない」とか「大衆受けする」
(今は大衆は違うのが好きだけど)とか、

「おとなしい」とか言われてしまうのですが、
良い感じに育ったよ、というアピールを受けた気がしました。
皆、合唱状態、多分。

MC4:
ここが凄かった。たしか、ステージ上は4人だけ。

ホコ天時代の話しとか、
ライブハウスの昼の部の話し(これは腹の底から笑いました。なんとなく共感もあり)。
だんだん、バンドが成長してゆく中で関わった人達の話しなど。
    
星のラブレターができた突き抜けた瞬間の「一人ブレイク」話があり。
メンバーそれぞれの昔の話など、披露してくれました。

15年程度のファンである私らには、ありがたかったです。
味わって聴きました、お話を。
 
「首席っぽく卒業して」と栃木さんを語った時の「ぽく」が面白かったり。
山川さんが、プロなったら、収入が下がる位に仕事で忙しかったりとかは、
記憶にありますね。
   
あとは、色々な方のブログに書いてあると思うのでご覧になってください。

11. 星のラブレター

ドラムがさえてました。ベースも使い分けるしね。良かったです。

MC5:
サポートメンバーを呼び込んでました。
  
斉藤哲也さん(キーボード)
町田昌弘さん(ギター)、
オーノカズナリさん
(コンピュータマニュピュレーション、色々担当を話し、イケメン担当って言ってたかな)

伊藤直樹さん(15年の付き合いと言ってました)
 
THE BOOMのメンバー紹介。

そして、もう一人のサポートギターである、石垣隆太さんを紹介。

「今日、ここのどこかで観ていると思うので、
皆さん、拍手をお願いします」と。

前に書いた通り、スペシャルな体験のあとだったので、
嬉しく聴いておりました。

12. 神様の宝石でできた島
13. berangkat -ブランカ-
14. 真夏の奇蹟
15. 24時間の旅

一気にここまで、ひとまず、たまっていたマグマが噴出した様な
盛り上がりになりました。
24時間の旅は、ギターの音がややボーカルと
干渉している様な気もしたけれど、
聴いている場所のせいだったかも知れないです。
まあ、曲が大好きなので、盛り上がった気持ちのまま終わりました。

しかし、この4曲は改めて好きになりました。
PVも流れてましたけど、そちらも。

「神様の宝石でできた島」は、多分ジャマイカで作ったのでしょうかね。
でも、私が思っていたのはいつも沖縄の竹富島でした。勝手にですよ。
  
で今回は、日本とか、シマという意味での集落とか、村とか、街とか。
そういうことを感じました。
  
「正しい理解より、好意的な誤解」だったかな(ちょっと違うかも知れないけど)、
宮沢和史さんが著書の中で、高橋幸宏さんが宴席で宮沢氏に、
語った会話に触れている部分があります。

「そういうのって、いいなあと思っているんだ」と付け加えて語ったそう。

自己弁護させてください。好意的に誤解しています、私。
きっと。そして、いつもか。

MC6:
島唄への想い。歌いたくないときもあったけれど、色々と気持ちも変わってきたというお話。
世界中で色々な想いで歌ってもらっていること。
沖縄の人達、とりわけ、今年の、生き残ったひめゆり学徒隊の方との出会いの中で、
気持ちも変ってきたというお話。

「私達もいつまでも伝え続けるから、あなた達もいつまでも歌いつづけて下さい」
というやりとりがあったそうです。

自分達がいなくなっても、島唄を歌っていってほしいという話があって。
(この時に加藤和彦さんのことを知っていたかどうかは、
不明ですけど、何回か、いなくなったら発言がありました。その日)

自分達は、生きているうちは、声がでなくなっても、
歌い続けるつもりだ、いう話をしていました。
     

16. 島唄

何回か聴いてきましたが、極めてクールに、
多分思春期のアレンジに近い形の演奏。

ギターも初めからは燃えすぎず、ボーカルもひねりすぎず。
沖縄の島唄を聞いている様な自然なゆらぎを感じました。
  

アンコール1

MC7:
インタビューで 「四重奏」はファンへの想いが強すぎるのではないかと、
言われたが・・・その通りです」(大拍手)。
    
何度目かの「20年、ありがとう」があって。スタート。
    

17. 20-twenty-

イントロのリズム。アンサンブルも良かった。いい曲。
  
シングル聞いている時、「スティングっぽなあ」と
勝手に思ってしまったけど。

ライブで観ると、ブームの曲なんだと確信しました。
  
栃木さんのドラム、タカシさんのギター、山川さんのベース。
サポートメンバーのアクト、全てがオリジナル。

オルガンも良かったなあ。コーラスも。

決して派手な曲ではないけど、じわじわ盛り上がってゆく曲でした。
ライブ会場では、これも壮大な曲に思えました。
  
18. 風になりたい

時々マイクを会場に向けたりして、完全に大合唱状態でした。
他に書くことないです。

19. 不思議なパワー

ものすごいパワーでしたよ。これも大大合唱。

宮沢氏の腰はその後大丈夫だったのだろうか。
  
まあ、ポルトガルに旅立った様だから、大丈夫だったのかなあ。

アンコール2

MC8:
これは、以前に書きましたが、栃木さんのカウントがスペシャルでしたよ。
「あ、ワン。あ、ツー。ワン、ツー、スリー、フォー。ジャーン」

20. My Sweet Home

気がつくと3時間になろうかとしていました。
でも、まだ聴きたい・・・そんな気分が会場に確実にあった気がします。
 
その時点では沖縄も残っていたわけですけど、
何かこう昨年の10,000samba、紅白歌合戦からじわじわと始まり、
ここまで続いてきた、2009年が終わる一抹のさびしさがありましたねえ。

「ライブバンド」だなあと、つくづく思いました。

だから、バンドっていいなあと。
長い時間楽しんで持ち帰った想いはそれだけ。

細かい感動とか発見はたくさんありますが。

だからこそ、歌詞、音のこだわりにも素直に向き合える、
そんな気がしました。
 

文字だけで、だらだらと書きました。


記録なので、勘弁してくださいませ。

曲順以外は記憶から文字に落としているので、
順序とか、内容違うところはあると思います。


解釈が違うとか、そういうこともお赦しくださいませ。


では、ようやく、これで、2009年のBOOM活動は、
一旦締めという具合になるのでしょう。

ぼちぼち、何かあれば、
可能な範囲で観てみたり、覗いてみたり・・・してみたいと思います。

クラウディアは残念ながら、今年は1度しかフォローできなかったのですが、
年末までまだ時間があるので、
機会があれば、是非と思ってます。

2009年部活動(いつの間に)のもう一つの柱であった高野寛さんは、
来週から東京、大阪とバンドでのツアー。楽しみ。

ストライクカンパニーも、チャンスが創れれば、生で観てみたいものです。

キリがないですけどね、好きなもの、気になるもの追いかけ始めると。
本当。稼ぎもしないで、音楽のことばかり、できるからね。
経済無視すると・・・そうもいきませんから。健全に楽しみましょうかね。



では、また。何か、書きたいことがあったら、登場します。

土日お休みの方は、良い週末をお過ごしください。

(誤字、脱字、乱文ご容赦)

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