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落語。らくご。噺。落語家。父のおもいで。とかね。 [落語]

裏面の309回目。

語呂が良い様な。


という事とは関係はないのですが、

今回は、落語(と言っても、なんだか、偏ってますが)とか、

その周辺の音や映像をランダムに。


その前に、なんで、最近、落語なの。というところをね。

少しだけ吐露します。



あの、ビートルズ嫌いっていう人いますよね。

まさにリアルタイムで楽しめたであろう、

私からすれば羨ましき世代の人で。


仲間に「いいんだから、聴きなよ」と言われすぎて、

なんだか苦手になってという方がいる。


私にとって落語がそうでして。つい先日までね。

昔、子供って中学位ですが、

筋金入りの落語好きの先輩がいまして。


ご覧になっているかもしれないですがね(苦笑)。


時々、落語三昧というか、落語かぶれ的に、

嵐の様に、そういう話をされることがあって。


その方は、今もその周辺業界で仕事したりもしてますので、

筋金どころじゃなくて、

東京スカイツリーの構造並みに

すごいことになってんじゃないかあと

想像するんですがね。


プロ相手に仕事してるみたいですからね。

だから、凄かったんでしょうね。お若い頃からね。


とにかく、私には、その手の話は、音楽と違って

どうも理解不能な世界でしたので、

ちょっと、距離をおいてました。


落語というものに。JAZZもそうかなあ。


でもね、一人暮し始めて、寂しいでしょ。

テレビでやっていたりすれば観るし。

これが面白い、ということに、少し気づいたりもして。


稼ぎだして、縁があって、飛行機にのったりすれば、

父ゆずりなんだと思うのですが、語りの芸が好きな方なのでね、

聴いてました。空の上で、噺ってのもいいなあ、てなもんです。


落語好きの先輩とであって、そうこうして30年位たって。


父が半年前に他界して。


はじめて、自分から、ちょっと落語に近寄ったんです。


父は志ん生とかの時代の落語家が好きでして。

私は顔しか知らないし、志ん朝さんでさえ、

ふた周り以上、上の世代という位ですから。


父は気が向くと、色々とイラストを描くことがあって、

ある時、

「これはあの、ふりかけのCMに出ている、

志ん朝のおやじさんだよ」

といって

志ん生さんのイラストを書いて見せてくれたんですね。


その時、こんなことも言ってました。

「あの三平の、今の、こぶ平の爺さんってのもな。

落語家で林家正蔵ってんだぞ。」


そんな話、生きていた間にした数少ない会話の、

そのうちの2回くらいの事なんですがね。


急に、強烈にそのことを思い出したんです。


当時、父を亡くして色んな事務的なことがあるのに驚いたりして、

震災のこともあったし、まあ他のことも重なって、

表面とは別にね、しっかりと気を持たなくちゃというのと別にね、

内側では少し塞ぎこみたくなる気持ちもあったのでね。


落語なんて聴いて、笑えんのか、

つくり話に泣けるのか、半信半疑でしたが。近づいてみました。


まずは、志ん生さんのCDを聴いてみて、

で三平さんとか、三代目の円歌さんのあたりや、

小三治さんとか談志さん、志ん朝さんなどもね、

聴いてみたんです。


そうしたら、笑いの種みたいな感情がわいたり、

談志さんの鼠穴には圧倒されてね、すごいなあ、芝居みたいだなあって。


人が話しているということ自体に、安心させられたりもして。

マクラなんて、特にそうなんですね、私にとって。



そしたら、前にも書きましたが、

「あ、これ飛行機で聴いた」なんてのも出てきて。


で、志の輔さんの落語を聴きだして。

で本を読んでみて、もっと面白そうな噺があるぞ、ということを知って、

また聴いて。


その流れで立川一門の談春、シラクじゃなかった志らく、

談笑あたりに流れても行きまして。

それに飽き足らず、CS含めて、だいたい有料でなければ、

落語をやる番組はチェックする様になってしまいまして。


お、春風亭一之輔、とか、あー古今亭菊之丞と、

知ったかぶりをね、してまして。


今じゃ、ラジオ第2の新・話の泉に談志さんが復活してくれないだろうかと、

正しくは、早くお元気に回復して欲しいなあと思ったりして、日々過ごしてます。


音楽聴こうかなあとおもうと、つい、今日は志ん朝さんの声が聴きたいとか、

そんな具合で落語かけちゃう。

電車なんかで、本を読む場合だけは、音楽にしますがね。

どっちも、分からなくなるみたいで。気分が悪くなりました。あれは、脳が困ってたんでしょうな。


まあ、そんな感じで、音楽を聴いていた時間をだいぶ侵食しています。

こんな具合です。



親孝行したいときに親はなし

ってという言葉がありますね。


今、落語を一緒に聴きにゆきたいなあって。

もしね、生きていたなら。

そう思うのですよ。

生きている時に、

どうしてそう思いつかなかったかなあってね。

まあ、気まぐれな父だったので、

誘いに乗ったかは別ですがね。


今更ですが、そんな感じもしましてね。


父が亡くなるまでは、笑点的な演芸番組をのぞけば、

今ほど落語には自分からは近づいてないのです。

不思議なもんですね。

不安なことばかりが多いのですがね、本心は。

でも、落語と、今出会えたことには、

何か、私には良い縁である様な気がしてましてね。

音楽も、変らずに好きなものでありますが、

増えたということですね。そういうものが。


ということで。これ位にして、

音楽と同じで偏食なんでありますが、

映像とか音を、今日の気分でリンクしてみます。

時々、こういうの、やるかも知れないです。


最初は落語というか、コントからです。


立川ボーイズがでてくる映像。随分前みたいですな。




志ん生師匠 動画です。



金原亭伯楽(きんげんてい はくらく)。マクラに志ん生の話題もでてきます。

志ん生さんのご長男、金原亭馬生(要は志ん朝さんのお兄様)のお弟子さん。

そういえば、小三治師匠のトークショー的口演の中で、バイク仲間として紹介されていました。



柳家小さん  5代目円楽さんが司会の頃の追悼番組だそうです。




柳家小三治 「看板のピン」  音声。筋が分かっていても、聴いちゃうのは、演者の魅力です。



花王名人劇場における柳家小三治 「小言念仏」(司会・談志)


ともに、談志さんは協会とは別の流れを始めましたが、

元は小三治さんと同じで小さんのお弟子さん。


でも、私自身は共演しているところを、あまり見たことがなかったんですが、

共演の音声が残ってたんですね。

これは、立川流ができる前なのか、あとなのかは不明ですが。


この番組は始まってから、終わるまで、その時代は知ってますからね。

見とくんだったなあ。

多分、漫才の時だけ観てたのかなあ。私は。


最後は、小三治さんのお弟子さん(今は真打です)で、

柳家三之助さん。この噺も演者次第で、色のつき方がちがってくる、こっけい噺ですな。




落語の世界は、協会だ、なんだと団体が色々ありますが、

時折、公式サイトをチェックしてみると、公演の情報があったり。

落語協会は真打の発表ビデオがあったりして、今時な感じですな。

(この辺りに柳家三之助さんも関わっているそうです。ポッドキャストなんかも、

随分早くからされてました。)


うーん。まあ、こんな感じです。

噺って長いのから短いのまであるのですが、

30分とざらなんですよね。1時間のもあるし。

でも、聴いちゃうのですね。


普通なら、飽きちゃいますね。トイレ行きたいなあとか。

逆ですからね、噺聴き続けたいから、トイレ我慢しよう。みたいなね。

別に独演会でもなく、自分でただ音を聴いている、

テレビを観ているだけのことなんですがね。


人が何かしているって良いんですね。

浪曲とか、それこそ義太夫とか、そっちに走ったらどうしようかと、

父譲り(義太夫の血はないです)の血が騒ぎだすのが、

不安な様な楽しみな様な。

だって、民謡、三味線、鳴り物。伝統芸能。

今は、全てに心が開けてますからね。


どうしますか、義太夫をやるからって、親戚を集めだしたら。


誰が、泣くのかなあ、息子がなくのかな。

「そこは、おれの布団なんだよ」って。


と、覚えたてで、どうしても言いたい子供の様なことを書いて、

この辺で。

「寝床」という噺が、面白いですから、是非。

いろいろな方がやってます。

笑いは体に良いとか、

笑いも脳の痙攣だから、微笑む程度が良いという方もいますが、

たのしきゃいいんじゃないか、というのが私の私の体への向き合い方です。


ともかく、息災でおりましょう。


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