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課外活動(音楽)・THE BOOMの応援ミニライブ@『Sports of Heart 』(恵比寿ガーデンプレイス/2012.3.3) [音楽]

裏面340回目。

ストライクカンパニー主催ライブと、立川志の輔さんの独演会の話題はリンクしておきましょうかね。

課外活動(音楽)・ストライクカンパニーpresents第五回株主奏会@高田馬場CLUB PHASE(2012.2.25)

課外活動(落語)。関内寄席 『立川志の輔 独演会』 @関内ホール(2012.3.1)

さて。

本日は、急遽、恵比寿ガーデンプレイスで、THE BOOMのミニライブを観てきました。

THE BOOMとしての活動は今は休憩中の時期という感じだったと思いますが、

ライブの情報をツイッター(最近は参照メインですが)で、知りまして。

ベースの山川さんのツィート、ならびにリツィートしてくださった方のおかげであります。


今回のライブは、

「スポーツオブハート~スポーツと音楽の祭典~」
(『Sports of Heart 』~Paralympians & Culture Festival~)

というイベントの中のプログラムの一つとして行われたものです。

3/4まで開催されています。

3/4はTHE BOOMの出演はありませんが、

スポーツに、音楽に色々なプログラムが用意されています。


公式サイト トップページ  http://s-heart.org/index.html

公式サイト 説明のページ http://s-heart.org/about/index.html

”パラリンビアンズの呼びかけにより、健常者と障害者の枠を超えてスポーツ選手、ミュージシャン、文化人たちが協力し合い、障害者たちに"夢"と"勇気"を与え、すべての人々が幸せに暮らせるニッポンを生み出すプロジェクト「Sports of Heart」が始動し始めました。この「Sports of Heart」のムーブメントを、1歩1歩広めていく頃により差別無く、人々が助け合い、手を差し伸べ合える"豊かで愛のある日本"を目指したい!!”(公式サイトより抜粋転載)


イベントスケジュール http://s-heart.org/event/schedule.html

寄付をすると色つきのバンドがもらえて、各会場に入れるという形式のイベントでした。
今年はロンドンオリンピックの年でもあり、パラリンピックに参加する選手への応援、
それから障害のある人がスポーツに取組む環境づくりなどの取り組みを、
スポーツ、音楽の交流を通じて気運を盛り上げよう、という様な感じの催しかな。
だいたい、あっていると思います。

では、まず本題。THE BOOM

<曲目>
・星のラヴレター
・風になりたい
・暁月夜 ~あかつきづくよ~
・島唄

<サポート>
・キーボード 鶴来正基
 スケジュール http://orange.ap.teacup.com/monji/
 ブログ      http://sky.ap.teacup.com/monji/
 ツイッター https://twitter.com/#!/monjit0731
 
・パーカッション 伊藤直樹
 公式サイト   http://www.drum-nash.com/ito.html
 ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/riddim61/30489655.html

<コメント>
・ドラムセットは今回なくて、栃木さんはカホンをメインにしておりました。

 伊藤さんのパーカッションは規模を小さくしていますが、曲に使う一通りのものがありました。

 鶴来さんはキーボードですかね、1台。(楽器名までは覚えてませんがね)

 ギターのタカシさんは、昨年のツアーでも使っていたかもしれませんが、
 アイバニーズで良く見る形のギターを使ってました。メーカーは未確認。

 4曲中2曲がそのギター。(暁月夜 ~あかつきづくよ~、島唄)

 島唄の出だしも。
 てっきり、ストラトに持ち帰るかと思っていたら、そのまま弾きました。

 でも、思えば、タカシさんは、通常ストラトを採用する様な音色やフレーズの時に、
 あえてギブソンのレスポールでトライしたりされるそうですから、
 平気なことなんでしょうね。

 昔のビデオ、後で観てみましょうかね、

 ベースの山川さん。
 
 あー実に、久しぶりに、THE BOOMのステージで拝見します。

 ソロのご活躍も勿論宜しいわけですが、やはりこう、いるべき所にいる感じが良いですな。
 見方が保守的で、申し訳ないですが。

 かなり寒かったのが影響したのだと思われますが、
 チューニングをコマメにされていた気がしました。

 ベースは、1本は、先だってのストライクカンパニー主催ライブでサポート時に使用していた、
 多分、LAKLAND(日本語読みはレイクランド。英語のレビューを聴いたらラクランドという感じ)かと。
 出だしの3曲はこちらでした。

 島唄が、ここ数年の相棒であるところの、山川さんのサドウスキーでした。
 (専用ではないそうですが、特殊なモデルという話を、Playerで読んだ記憶があります)


 宮沢和史氏は、個人的な、至近距離での観覧記録を更新。近くで観られました。
 3m以内か。気持ち的にはほぼ目の前というオーラがありますがね。
 (まだ遠いか。まあそんな感じでした)

 日テレのイベント、味スタのイベントなどで、かなり近かったという記憶がありました。
 多分5mとか、あと少しでしたかね。私的には、近かったということで。

 何せ、THE BOOMは1995年でしたか、極東サンバのツアーで武道館が初で、
 席も2階席か、1階席の奥だったかという記憶。

 その1997年も武道館。

 という訳で、
 2008年5月、GANGA ZUMBAの六本木ヒルズのライブ(FM局のイベントでした)の時、
 宮沢さんだけは、かなり近くで観たぞ、という気がして。

 でもバンドは、しばらく観覧にブランクがあったので3桁mのまま。

 同じ年の9月でしたかね、赤レンガでのイベントの時に、
 やっと距離が2桁mになったという具合。

 久しく、遠くて当たり前のバンドだったのです。

 つかず離れずのファンですので、
 そうそう目の前でパフォーマンスを観る機会を創ることも、
 恵まれることも、ない訳で。
 
 まあ、
 
 今日は近かった、

 それだけの話ですな。長々と失礼しました。

 あ、そうそう、声の調子とか、

 何か全体的に凄く調子が良さそうな気配が漂ってました。
 
 あくまで、私の主観ながら。
 

<THE BOOM観覧までの色々な出来事など>

・趣旨は理解し、参加したいイベントは音楽以外にあったり、
 観覧したいライブもあったのですが、諸事情から、THE BOOMに的を絞ってでかけた次第。

 が、幸運にもというか、予期せずというか、プログラムがおしておりまして。
 色々と観ることができました。


 スポーツ選手(現役、OB、障害の有無の別なく)のトークライブを2回観ることができました。
 壁を乗り越える工夫とか、壁を意識してどうしたかといった経験談を話されていた回を途中から。

 あと、2回目は、車イスの、バスケの選手の皆さん、アルペンスキーの選手の方、
 元プロ野球選手の面々が、当日のスポーツプログラムの様子を愉快に報告するという回を観ることが
 できました。

・1回目は、荻原次晴さんとバレーの元日本代表 大林さんがいたことは確認しました。

・2回目の方では、
 
 ヤクルト とましの さんとか、ロッテ はつしば さん、ライオンズ おおつかさん、
 ジャイアンツ はしもと(ピッチャーだったなあ) さん。

 といった面々でした。

 ここでは書けないマル秘話もあって、会場がどっと沸きました(一人笑。で、すみません)

・他にも、

 観れたらいいなあとは思っていた、「寺田恵子(SHOW-YA)」さん。
 
 観れました。
 
 アコースティック編成で4曲。

 普段は、ハードロックというか、ヘビメタでしたかね。
 僕らが学生の頃は、そうでした。

 最近のPVを少し観たのですが、うん、多分、同じ感じだと思いました。
 激しくロックしてます。

 今日はバンドじゃないのですが、無茶苦茶、ロックンロールしてましたねえ。

 ブルースとかブギとか、そんな匂いもありました。

 定番なのでしょうけど、ツェッペリンのロックンロールもやってましたね。

 サーポートにバンドのドラマー方が、いらしゃいました。

 カホンをメインにウィンドベルとか色々使ってました。
 (音量か音圧か何らかの制限があるらしく。
  THE BOOMもそうでしたが、ドラムスあたりに限界があるみたいでした)
 
 ともかく、カッコよかったですねえ。

 好みはともかく、なんといっても、声がいい。
 
・あとは、「古賀シュウ」さんという芸人さんの、お笑いライブも観たりして。

 モノマネやってましたね。
 二億四千万の瞳ですか、あの郷ひろみさんの曲で、モノマネを織り交ぜるというネタもありました。

 ちょっと調べてみたら、太田プロでした。年齢が、「あ同級か」てな感じで。
 ここまで、書くこともないですな。この辺で。

 
・まあ、そんあ具合で、THE BOOMのたどりつくまでに、現場はかなり寒い状態であったのですが、
 色々なものを観ることで、しばし、寒さを忘れる、あとはじっと、ホッカイロを握りしめて待つという
 感じでありましたねえ。

・あ、そういえば、途中に、K-POPのグループが出ましてね。
 その時は、周囲のお客さん全員がファン。

 年齢層も20代から60代と幅が広い(これって、若干、氷川きよしっぽい幅か)。
 様子が変(自分が知らない雰囲気を察知)だなあと思っていたら、
 ジャニーズ的ウチワ、現場で自作している人もいたりして。

 歓声が凄いのなんの。ウチワはハングル。出演してきたのが、完全にKOREAのイケメン皆様で。

 K-POPパワー、韓流、恐るべしですなあ。初めて体感しましたよ。

 ここは新大久保(知らないけど)か、いや、もしかして韓国(知らないけどね)に
 ワープしたんじゃないかという位の熱気。

 私は場所取り(結局別の場所に移動したのですが)で、一人で40中盤のおぢさんが
 どうしてよいやら所在ないままに、「ちょっと、じゃまよね」的な場所に、ポツンといて。
 居心地が良い訳がないです。こちらも。


 誤解のない様に申し上げますが、K-POPにも韓流に何も言いたいことなぞ、
 何もございません。

 さりながら、普段から親しんでない私にとりましては、止むを得ない形で、
 完全にカオスに放り込まれた格好となったのでありました。

 ちなみに、連れでありました親族(数名)は、違う場所から観ていて、堪能した様です。

 私だけの、なんぞかのサダメなのでありました。
 

ということで、THE BOOM前に、これだけ色々な出来事を体験してたどりついたという日でした。

諸事情により、あと数コマ後に予定されていた、

喜納昌吉さんの回まではいられませんでした。本当に、残念ですがね。

THE BOOMのライブを観終わった後、会場を後にいたしました。


【おまけの記録】
先だっての、ストライクカンパニー主催ライブで、

購入しそびれた「B-SHOP」というバンドのCDがありまして。


やはり聴きたくなり、

演奏が収録されたCDなどを何点か、amazonで入手し聴いております。

このところ。

このバンドは、ストライクカンパニーのフロントマンである、

具志堅巨樹氏が以前に所属していたバンドであります。

(数年前に解散しております)


セマルアコガレ

セマルアコガレ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2003/11/19
  • メディア: CD



TOYBOX

TOYBOX

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
  • 発売日: 2007/08/08
  • メディア: CD




LET’S BEGIN!~オモトタケオソングス~

LET’S BEGIN!~オモトタケオソングス~

  • アーティスト: BEGIN
  • 出版社/メーカー: インペリアルレコード
  • 発売日: 2003/02/21
  • メディア: CD



最後のアルバムはB-SHOPだけでなく、具志堅巨樹さんがソロでクレジットされている曲もあり。

プロになり、活動休止したバンドがあったり、

他のストライクカンパニーのメンバーが参加していたグループがあったり、

そういうことで、以前から気になっていたのですが、B-SHOPの切り口で、

ついに購入ということに。


TOYBOXあたりは、

ライブ会場で買った方が、色々とタメになったんじゃないかなとは思いつつ。


まだ、B-SHOP名義のCD2枚しか聞けてませんが、

担当直入にいいです。相当に。

本当に表現力がなくて、うまく伝えられないんですがね。


何かの催眠術にでもかかったかの様に、

ストレートに気に入ってしまうので、どうにも。


TOYBOXは、もしかしたら、ストライクカンパニーとか、メンバーのソロライブでも

購入できるチャンスが、今後もあるかも知れないですねえ。

定かな事は、私が言えるわけもないのですが。



いつもながら、一言で済むことを、だらだらと書いてしまいましたが、

今回はこれで。

どうか、ご息災で。

(誤字脱字、乱文、多謝)

サイドB

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課外活動(落語)。関内寄席 『立川志の輔 独演会』 @関内ホール(2012.3.1) [落語]

裏面の339回。

前回のストライクカンパニー主催ライブ鑑賞記事は、もう少し人目につく様に、

しておきましょうかね。

リンクをね、つけておきます。

課外活動(音楽)・ストライクカンパニーpresents第五回株主奏会@高田馬場CLUB PHASE(2012.2.25)


さて、今回はこちら。

(全般に写真のピントから何から、いまいちですが、機材も腕も悪いまま、

 勢いで撮っちゃったんで、ご勘弁を。雰囲気で、どうかひとつ)

P1000048.JPG

チラシには、こちらが入ってました。

ピントのずれをごまかすために、写真を小さくしたりしてます(汗)

P1000049.JPG

P1000050.JPG

本当はですね、昨年3月に開催されるはずだった独演会だそうです。

関内ホールで。



東日本大震災の影響で中止となり、今年、改めて開催されたという次第だそうで。

ということで、「開口一番」はお弟子さんでなく、

そういう経緯もあり、志の輔さんが一席やってくださいましたよ。

ええ。

今回は子どもと一緒の観覧でした。教育の一環。のつもりです。

ということで、本日の番組(というそうで)がこちら。

本日の番組

一.ハナコ  ・・・開口一番を志の輔さんが。創作ネタ。
        
一.御神酒徳利
        
 ~お仲入り~

一.抜け雀

P1000046.JPG

ハナコを除くと、不思議と、この1週間にポータブルプレーヤーで聴いていた話でしてね。

聴いてなかったから、聴いてみたというだけで。たまたまですね。


御神酒徳利は、圓生師匠のでもなく、勿論、志の輔さんのも持ってなくて。

ただですね、落語ファン倶楽部という雑誌で、圓生さんが御前公演で扱った噺というのを読みましてね。

で、プレーヤーにないか探してみたんです。

そうしたら、五代目小さん師匠のがあって、それを聴きました。


今日観て、舞台とか色々なキッカケが違ったので、帰宅してネット検索してみましたらね、

元々上方の噺だそうで(良くありますが)、五代目小さん師匠の噺は、

上方の筋に近いそうで。


本日の舞台は宿屋さんでしたが、これは、どうも、六代目圓生師匠などの噺の形の様です。

志の輔さんも、そちらがベースなのだろうということが分かりました。

志の輔さんのもCDが出ているらしいので、いづれ入手してみたいところです。


抜け雀は、志の輔さんの噺を今週聴いたんです。一昨日くらいに。

本日は、細かいところを、少し変えてあるところがあったかなあ、という感じでした。


これまで、音だけで想像していたわけですが、

動き、表情を観て、余計にまた音でも楽しめるなあと思って観ていました。

まあ、何しろ、生はその空間(今日は広めな方だとおもいますが。狭い方がいいのかね)で

笑い声も共有するし、落語家さんの息遣いまで、じっと観て感じている訳でね。

感想はと言われれば、良いに決まっている。ということになりますね。

別に、チケットが取りにくいからとか、そういうことでなくね。

でも、たまたまチケット取れたんですけどね、完売まで早かったねえ、確かに。

場所によったら、やはり、初日に売り切れるんだろうなあ。



あとは、マクラとかの話。

冒頭の噺のマクラは挨拶半分、ネタに絡む様な挨拶の続き的なもの半分でしたね。

先に書きました様な本日の独演会特有の事情や、東南アジアでの落語会でのお話が中心でした。

1席目となった、「ハナコ」って話は、「あらかじめ」色々説明してしまう、

律儀なおかしみと、切なさが入り混じった様な話に思えましたがね。

これとちょっと絡んでましてね。


お土産さんがお土産の包装に手間取って、何度もやり直して10分以上待たされたという

エピソードがあって、

日本人なら「あらかじめ、時間がかかるから、どこか色々見てくださいまし」

という様な説明しますよね、「日本人でたいしたもんですよ」的にあげておいて、

話になだれ込むという具合。それが噺の中では、そこがおかしみになってゆくというね。


説明するのは野暮。ではありますが。


2席目もマクラがあって、

1席目のマクラでも話された落語会(数年継続しているそうです)がらみでした。

シンガポール滞在にまつわるはなし(マーライオンの話、風水の話)、

風水から昨今の芸能界的に話題になっている某漫才師と同居しているという占い師という

とっかかりで、占いって難しいという様な流れで、御神酒徳利に入ってきました。


話題の占い師の話しは、マクラの繋がりにしただけという感じで、

話題自体は天気の話をする様な程度の数十秒話をしたというだけです。

「電話した」だの「がんばれ」だの、そういう話は一切ありませんでした。(笑。当然か)


仲入り後の3席目は、マクラなして、入り。

サゲの後に、幕が降り、そして再度あがりまして、

昨年の震災から、師匠他界、パルコ公演から本日に至る諸々のことの総括的な

話をされました。



例えるなら、何も考えられない状態で、だからこそ、役になりきれるという

そんな心情を少々、お話されておりました。


が、直接的にはたくさんは話しませんでしたが、

やはり立川談志の死というものが、落語家志の輔さんとしては、

やはり大きな出来事であった様な感じを受けましたねえ。そりゃそうでしょうね。


12月のお別れ会があって。

その後位から、少々、先に書いた様な、

何も考えられないなあと思う。

そういう様な状況があるそうです。


私の受け取りとしては、恐らくは、空虚な感じがするということでは、ないだろうか、

そう思って聴いておりました。


落語は好きで、話をするのも好きなんだけれども、

今は、まだ、あいた穴をぼんやり覗いてしまう様な気分、という感じでしょうかね。


会の性格にもよるのでしょうけれど、先だって観覧した、

志らくさん、談笑さんの会では、あまり立川談志さんの話はなかったですね。たしか。

まあ、志らくさんが少し触れていたかなあ。


わざとそうしたのだろうと思いますけれどね。

だって、自分達の会だから、自分達がしっかりとやらなくてはいけない、

そう思うのがプロってものでしょうからね。

あえて触れないというのも、また芸人魂なのかなあと思っていました。


志の輔さんも最後の最後まで、立川談志の話題には触れなかったですし。


ではありますが、最後の最後に、立川流の第2世代の一番頭である志の輔さんが、

ゆっくりと、自分の気持ちと対話しながらの様にして、語ってくれたのが、

印象的でありました。


本日の観覧記録はこれ位です。


あとは感想とか、落語と私、みたいな話を。


ゼニに余裕がない私ですが、

前回の志らく・談笑両氏による二人会、そして今回の志の輔さんの独演会は、

立川談志が亡くなってしまったからこそ、

芸の上での子ども達を観に行こうじゃないか、そう思いたって観覧した次第です。

手を合わせることも良いけれど、それより、生きている立川流を多く観た方が

供養になるんじゃないかあ、とね。


とか、なんのかんの言って、単純に観たかっただけです(笑)。


師匠方は全員私より人生の先輩なんでね、そんな上から目線みたいな態度じゃないです、勿論。

拝見する、ってなココロ持ちです。

自分の学校の先輩がいたり、高校時代の音楽仲間の先輩でもあったりする方も何人かいらして。

マンモス学校に行っていれば、誰かしら、有名人にあたるというだけの話ですが。

でもね、まあまあ、縁があるじゃないかあとね。いいじゃないかあと。

そうして、2回。立川流の一部ですが、親しんでみた次第です。

最近の私は、わりと、落語を聴く時間が多いです。

落語の世界は通でもなんでもないので、

まあ、若干立川流、柳家、古今亭の何人かに偏りつつも、手当たり次第です。

無計画に親しんでます。


好きな人をただ、手当たり次第に聴いたり、本を読んだり。

知らない人でもテレビで観て、気にいった人、次またチェックしようという人が増えたり、

という最近です。

音楽でいえば、ベストヒットUSA、MTV、UHFのロックの番組、FMのロック系番組等々を

はじからチェックしていた当時と何も変わらないわけです。


そういえば、昔は違ったんですね。

落語でであってないんです。

林家三平さんもかなあ、月の家円鏡(現 橘屋圓蔵)さんも。

三遊亭圓歌(当時は、歌奴。テレビのCMに出ていたのを観てました)さんも。


テレビ、ラジオですね。

タレント的部分で、幼稚園とかそういう頃に触れている世代です。


立川談志も同じでして、小学生でしたかね、もっと小さかったか。

親が見ていた番組に出ていたのでしょうね。

何の番組だったかは、全く覚えていません。

ちょっと難しい大人の人みたいだぞ、という記憶が残っているんです。


最初は立って喋っているのをテレビで観ていた記憶があるんで、

落語家とは思ってなかったはずなんです。

その後、落語の人なのに、政治家になったらしい、というニュースみたり。

なにか、沖縄関係でもめてた、とかね。記憶の断片があるわけです。

まあ、消える頃に、昔のエピソードをどこかで聴いて、

残ってきたってことかも知れないですが。


で大きくなるにつれ、落語は知らないけど、テレビだろうが、雑誌だろうが、

色々な場で、かなり過激な事を言ったりするけれども、

ある角度から見れば、まあ筋は通っているという様なことが、割にあって。

ちょっと特別に思う様になりました。別に考えを支持するとかでなく。


そして、高校生の頃だったか。

テレビでしたが、落語をしているのを初めて観ました。

何の話か忘れたんですが、マクラからキレイで。

雪が降って、ゲタで歩いたあとを読んだ詩か何かを、ただ喋っただけなんですがね。

「ニの字、二の字の下駄の跡。~」って、わりとこざっぱりとして着物でね。

落語家らしく座布団の上に座って、落語をやってました。

ものすごく情感があったんです。言葉に。

(後年の色々な音源に残るマクラとは趣きが違ってました、今は、あれはアレで大好きですが)


で、落語的な理解はできなかったんですが、演じる立川談志の姿を観ているのが

心地よくて、最後までその番組を観たのを覚えています。



少々立川流から話がそれますがね、

五代目小さん師匠も、「長短」を観て。これはいいなあと思って、記憶に残った。

小三治さんは、何かの大喜利番組とか、クイズ番組とかでずっと観ていて、

何かの時にテレビで落語を観る様になって。

いい雰囲気の話し方だなあって、記憶していたんです。


そういう人あげたら、通の方ほどでないにしろ、何人も書きたい人が出てきて、

駄文を連ねることになるので、やめますがね。


まあ、そういう記憶の断片がきっかけとなって、この2、3年位の間に、

だんだんに落語を聴いたり、テレビで観たり、ドキュメンタリーを観たりする様になりました。


今じゃ、日に1度は何かの落語を聴いているという感じがありますね。

かなり偏ってますが。

まあ、ロック聴くのと同じくらいの親しみ具合で、落語聴きます。

長くなりましたが。


話を戻しますとですね、

落語小僧ではない私でありますが、ない頭で考えて、気持ちと相談をして、

今回の様な形で立川談志の死を受け止めてみた。

ということであります。


まあ、残念なことに、私は立川談志が存命中に生で高座を観ていないから、

なにしろ、音や映像しか頼るところがないのですが、

それでも、これからも、生きていた頃と変わりなく、何度も聴く噺があると思うし、

マクラ的部分で語る、随談といいますか、そういった話も何度も聴くだろうと思います。


この数年、落語を聴き始めたと申しましたがね、

最初にびっくりする位に感動した落語は、

立川談志の鼠穴でした。


落語っていいなあ、と思いましたね。

勿論、滑稽話も好きで良く聞きますし、好きな人、大勢います。

分類ということでなくて、驚いちゃったんですね。

これは、芝居なんだなあと、今頃ね、思ったんですよ。

あの驚きがなかったら、それほど落語を聴いていないと思います。

驚いた理由が自分でも分からないのですがね。

立川談志さんだったから、それだけ、なんだと思うのです。

志の輔さんも聴かなかったろうし、

こうして、落語を観に行くこともなかったと思います。


そういえば、また話が変わるというか、微妙に戻るのですがね、

私は実は柳家小三治師匠が元から好きなんですね。


立川談志は兄弟子にあたるそうですが、

近年は直接的に接点は、あまりなかった様子ですね。

インタビューなど読んでますとね。

まあ、それはともかくですね、

(立川流の話をさんざん書いておいて、反則とも思うのですが)

次はいつか、柳家小三治の独演会に行きたいなあと思っています。


親子会が7月にあるというので、迷ったんですが、

独演会が近くであったら、チケットが取れるかトライしてみようかなと。


そのお弟子さんに当たる師匠の高座も観に行きたいわけですが、

私の中の順番があるのでね。

なので、次は、柳家小三治師匠となっております。


立川ではじまって、柳家で締めると、

誰かに怒られそうですが。あいすみません。


ではでは、またの機会に。

どうか、ご息災で。


サイドB



タグ:立川志の輔

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