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John John Festival。生音演奏会Vol4@狛江・茶茶(2012.9.19) [音楽]

裏面の376回目。

John John Festival。生音演奏会Vol4@狛江・茶茶(2012.9.19)

ということです。


今回は、関東を軸足に活躍する、

日本のアイリッシュ音楽グループ、

John John Festival(ジョン・ジョン・フェスティバル。以下、JJFと略しましす)のライブ体験記です。


生でJJFを観るのは2回目。前回はこちらでした。

Modern Irish Project × John John Festival 《アイリッシュバンド決戦!》 @仙川 KICK BACK CAFE(2012.6.23)

ワンマンでの体験は初めて。しかも、PAを通さない、生音演奏会。

この企画は、毎回、立地や食事に定評あるお店を舞台にするという企画。


楽しみにしておりました。


8月の横浜 野毛ルタンペルデュで観た、

ハモニカクリームズの凱旋ライブと同じく、私の母と連れ立って、出かけました。


このライブシリーズです。9月の回が今回の分です。

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場所は狛江の茶茶さん。

写真の出来はご容赦ですが、こんな階段を昇り店内に入ります。

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店内に入ると、やわらかな雰囲気。お店の方も、店内の雰囲気も。


最初は料理の話題を書いて、その後音楽の話をしますかね。


開演前に、JJFがリハするのを眺めつつ(という程遠くない距離ですが)、

お食事を頂きました。


お料理は”正直”という言葉がぴったりなお味でした。

うれしいね、いまどき。


「おむすび」。

1つ150円也。

気になって、聴いてみたら、塩むすびに、海苔をまいたもの、とのこと。

ふつうですよね。ここまでは、私もそう思ってました。


それを2つ。

それらも含めて、色々、注文をしまして。


「おむずび」がきました。

まあ、おにぎりです。


これが、お米はお米、海苔は海苔の味がするんです。ちゃんと。

形も絵にかいた様なおむすびで。少し大きめでふっくらと丸みもおびていて。

嬉しくなりました。

(母は、大きくて食べれないと言いつつ、全部食べてました。やっぱり、味が良かったんでしょう)


あと、切干大根。

煮付けみたいのでくるのかなあと思ったら、

大根の風味と旨みがあって、若干お漬物風のお味でした。

多分、ほぼ、ただ戻しただけ。

これをベースに、少し味付けしたか、しないか、そんな感じだったのかなあ。


私はお漬物は得意ではないのですが、サクサクと頂いちゃいました。


母がとったのが、がんもか、厚揚げの煮付け。(どっちであったか、忘れてしまいました)

それがいい具合に味がしみていて、冷えていて。

おいしかった。

(この表現しか、できなくなりそうですが)


私がとったのが、鶏のスープカレー。

透明でね、最初は確かにカレー。

で、その後鶏肉の旨みで頂くクッパ的な味わいに。

鶏肉も、やたらと旨くて。

写真をとってみましたけども、実際はもっと薄い色です。

だってスープが透明ですからね。

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さて。

次は、音楽の話題を。


セットリスト的なものから、書きましょうかね。


しかし、曲名も曲順もうろ覚えてなんです。

なので、記憶にあるものを、

曲順とか見聞きした断片を、記録してみたいと思います。


《生音演奏会 vol.4》 曲目。記憶の断片から。


1.フィドルのソロ風(ロングホーン、という曲名と聞いた記憶もあるけど。どうだったかな)

2.リールのセット
・アイリッシュのセッションの様な感じをということで、このセットを演奏してくれました。
 
 3曲で1セット。

 であったそうです。

 フィドラーのjohn*(ジョン)さんの合図で、演奏しながら次の曲を指示するという形。

 アニーさん、トシさんは、どうくるかは知らずに演奏していたのだそうです。


★3曲目以降は、曲順とか曲名が、曖昧なので、知っていることの断片を。


今回はゲストがいらしゃいました。

若き尺八奏者、神永大輔さん。

一緒に加わって4人での演奏がありました。


・ゲーム音楽をアイリッシュ音楽にアレンジした曲を、3曲共演。

 ゲーム音楽の一つはこの曲が入ってました。
 打楽器はバウロンだけでしたので、映像の出だしの鳴り物はありませんでした。

 尺八で吹かれるシーケンスフレーズや、音色にこだわりと、技を感じました。
 
 (終演後に、神永さんとも、少々会話させていただきました)

 


・その後に、2ndに収録されている、JJFのオリジナル、christmas eve も共演。

 アイリシュ音楽なのですが、東アジア的な雰囲気も加わって、いい感じの響きでした。

 フィドルと尺八が一緒になると、イーリアンパイプの響きにも似た雰囲気があるし、

 アイリッシュフルートの様な響きもあり。新鮮でした。


後は、たしか、こういった楽曲だったと思います。
ところどころ、トシさんのMCを中心に、john*さん、アニーさん、3人でのトークもあり。

場が和んだり、笑いでどよめいたり。

楽しかったですよー。


音楽の方は、1st、2ndそれぞれからのオリジナルの選曲を中心に。

John John Festival

John John Festival

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: スザクミュージック
  • 発売日: 2010/10/27
  • メディア: CD



歌とチューン

歌とチューン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Tokyo Irish Company
  • 発売日: 2012/03/25
  • メディア: CD




・second star
・藤色の夜明け

・Hey John Joe

・BALTO(という曲名であった様に記憶。出典はゲーム音楽の様です。3人で演奏したと思います)

・ふたりのことば
・E Waltz

アンコール
・sally gally (尺八演奏、神永さんも加わって。神永さんは、selmaも提案してましたね、そういえば)

7時過ぎから演奏が始まって、たっぷり2時間。だったかな、だいたい。

濃密でした。


虹色した音楽の粉が降ってくる様な、大げさかも知れないですが、

そんな気分にさせる演奏会でした。

2ndの「歌とチューン」には、歌ものも4曲かな。あります。

どれも、良いんです。

個人的には、「思い出の歌」が心に染みてますねえ。大好きです。


今回は、2ndの1曲目にもなっている、「ふたりのことば」を披露してくれました。


最終盤に向けて盛り上がってゆく様子が圧倒的で。

楽器だけでなく、声も生ですから。メインもコーラスも。

楽器だけより、やはり、メッセージを語ってなくても、何かしらの気持ちが伝わってくるもので。

シンプルではありますが、真正面から、それらを浴びたせいか、

何故か分からないけど、涙がにじみそうになりました。


そんなこともありました。



ともかくも、終演後、アニーさんにお願いして、メンバー皆様のサインを頂きました。

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トシさんとも会話をさせていただきました。


実は、私が聴く、他のジャンルのミュージシャンとの意外な繋がりが分かりましてね。


私はこの数年、沖縄本島、石垣島のミュージシャンが演奏、あるいは創る音楽も聴いてまして、

その中に「きいやま商店」というグループがあります。

なんと、その2ndのレコーディングに参加されていると。


沖縄ロックンロール

沖縄ロックンロール

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ALLEX ENTERTAINMENT
  • 発売日: 2011/09/28
  • メディア: CD




「沖縄ロックンロール」に収録の「頑張れ!スミオおじぃ」。

看板曲じゃないですか。


この曲に参加しているということで。

知らなんだ。


帰宅して、確認。本当だ。

赤丸部分

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人の繋がりの不思議に感動でした。


私がJJFをはじめ、アイルランドや北欧の音楽をベースとするグループ、

アイルランド等現地のアーチストの音楽を聴く様になった経緯を振り返るに、

思うところがありました。


沖縄(石垣島)→アイリッシュ音楽→石垣島

という様な、環になった感じがしましてね。


個人的に感慨深いなと思った次第です。



大分割愛しますが、ちょっと記録しておこうと思います。

環になるまでの、音楽的生活を。


今から20年弱前になりますが。

はじめは、与那国島への旅から戻り、
沖縄各地の島唄をちょこちょこ聴き始めまして。
島唄系のミニコミ誌などを購読してました。

ちなみに、BOOMの島唄のヒットには気づかず。ヒット後2年位たってから後追いしました。

なので、安里屋ゆんた、喜納昌吉さんの初期の作品(花も含めて)を多少知っているという具合で、
沖縄や八重山の島唄に出会うことになりました。

→まずは、大工哲弘さんに傾倒。

→十年以上の時間を経てから、
  先島(八重山、宮古)への旅を繰り返す様になる。たまに沖縄島へも。
  石垣島のバンドにご縁のある方を訪ねることも、ありました。

→島唄ポップス系のいくつかのグループを追いかける。

→THE BOOMに回帰。

→THE BOOM経由で石垣島出身のロックバンド「ストライクカンパニー」に出会う。

→ストライクカンパニー経由で先輩にあたる、石垣島出身のノーズウォーターズに出会う。
  夫々のソロ活動(きいやま商店含む)に出会う。

  
→ストライクカンパニー、ノーズウォーターズ、きいやま商店、そして改めてBEGINに傾倒。
  (今に至るまで、作品を追いかけ、ライブ等に足を運んでいます)


という前段があり。

そうして、一つの契機を迎えます。


元ストライクカンパニーのベーシスト。

カナミネケイタロウさんが、ツイッターでJJFのyoutube映像を掲載し、絶賛。

(金嶺圭太郎。BEGIN、夏川りみさんのサポートを中心に活躍中)

それを観ていた、私。

とても、気になって色々調べ、吉祥寺コピス前でバスキングの映像だったことを知りました。

そこからの流れが、こんな感じです。


→JJFのバスキングに都合が合わなかったが、思うままに吉祥寺に行き、
  「ドレクスキップ」に出会う。衝撃を受ける。
  (その後、吉祥寺SPCのワンマンライブにも足を運ぶ)

→二子玉川のバスキングでModern Irish Project(MIP)に出会う。またもや、衝撃を受ける。
  時をおいて、ふたたび、二子玉川でMIPを観る。

 CDを全作購入。
 
 JJFとの対戦ライブがあることを知り、予約。

→東京アイリッシュジェネレーション(コンピアルバム)関連のサイトで、
 
 MIPの長尾さんが、アルタン、ルナサとの出会いを語り、
 大渕さんが、アイリン・アイヴァースについて語っていたことが印象に残る。
 夫々の音源をあさる。

  勢いで、プランクシティーや、
 アイリッシュ色の強い方の「タイタニック」のサントラなども、あさる。

→JJF、ハモニカクリームズ、O’jizo、トリコロール。ドレクスキップ。手に入る音源をあさる。

→トリコロールのバスキングに顔を出す。メンバーと短く会話。サインを頂く。

→ずっと前からのファンであるULTRAVOXやミッジ・ユーロが、
  チーフタンズと共演していたことを思い出し。音源をあさる。 
 
→JJF vs MIPの対戦ライブを仙川キックバックカフェで観る。JJFの構成力に感激する。
 その日のアンケートに「生音で聴きたい」と回答。
 
 フライヤー見たら、既に企画があることを知る。

 この時に頂いたフライヤーをキッカケにして、

 ハモニカクリームズのライブ、トリコロールの夏のイベントに参加をきめる。

 ハモニカクリームズのスペインでの活躍をウォッチする様になる、きっかけのライブでもあった。
 
 アニーこと中村さんが、momo椿*という活動も行っていることを知る。


→7月のある日。生音演奏会の参加を決め、狛江の茶茶さんに電話予約。
 「早いですねえ」と言われる。  


→momo椿*さんの出し物を覗きに。四万六千日様の日、駒込大観音ほおずき千成り市へ。
 
 『おとなしいきょうりゅうとうるさいちょう』を観る。(こどもおやすみ処にて)


→8月ハモニカクリームズのライブ、トリコロールの夏のイベントに参加。

→9/19、念願の生音演奏会。きいやま商店とJJFの縁を知る。
 ちなみに、きいやま商店のライブで共演をしていたことも、帰宅後にネットで知る。


と、ざっと、こんな感じです。

やっぱり、環になってるなあと。

単なる偶然といえば、その通りですが、こういうところに縁を感じてしまいます。


最近のアイリッシュへの傾倒は、カナミネケイタロウ氏なくしては、なかったと思います。

そして、ストライクカンパニーに出会わなければ、氏にも出会ってないでしょう。

という様に、全てが途切れなく関係をしているという点が、あり難く感じるところです。


過去においても、アイリッシュ音楽との出会いはありました。

ナヴィの恋などもずっと以前に観ていて、フィドルを弾くシーンなども、

印象に残ってはいるんです。

でも、自分の気持ちの変化もあるかも知れませんが、この半年の様な行動はとりませんでした。

知識の段階でとまった具合です。


音楽とは関係はないのですが、今は亡き文筆家 小泉八雲、ラフカディオ・ハーンのこと。

アイルランドに縁がある方でした。思えば。

歴史の教科書で名前だけは知っていましたが、

何度か訪ねた松江で、改めて出会い、傾倒した方です。

そうして、ハーンの紀行文にも出てくる、横浜に、今浅からぬ縁もあって。


まあ、出会うまでの縁を、自分の整理のためににも、ちょっと振り返ってみました。

色々、繋がるなあと、思いますね。


チーフタンズも、最初はニューウェイヴ側からの接点であり、

こういった最近の興味関心の中で、初めて向き合い始めたわけです。


結成50周年だそうで、こういうのも、不思議な思いがあります。

先日、BSの番組などで、バディー・モロニーさんご出演などあり、

盛り上がりましてね。


今、チーフタンズの本を読んでるところです。

日本のアイリッシュ音楽のグループを聴くことと、どういう立ち位置になるのか良く承知していませんが、

私自身は、出会って正直に楽しんでいるところです。


来日コンサートがあるそうで。

JJFのイベントと日程的に重なったり、連続していたりして。

随分思案しました。

でも、今年ばかりは、チーフタンズの来日コンサートを優先いたしました。

(体は連続してゆけるものの、私の消化回路が追いつかないと思いましてね。
 また是非、JJFも観たいと思っております。)


さて、今年も残りが少なくなって、ここから先は、あまりお出かけの予定はなくて、

音楽以外の用事、家の用事をぼちぼち。そんな感じです。


多少ある予定は、久々に、ロック、ポップス系のものですかね。

以前から聴いている方達のものです。


多少、都合があえば、バスキング程度では、アイリッシュ系の音楽に触れる機会もあるかも知れません。

が、まずは一段落という感じです。


まあ、まだ出会ったばかり。来年、再来年という日がありますので。

ゆっくりと、お付き合いしたいと思います。


長くなりましたが。

ひとまず、こんなところで。

最後に当日頂いた、フライヤーを一気に展開して、おしまいにしたいと思います。

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John*さんこと、大久保真奈さんが、参加する復興支援の演奏会。
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アニーこと、中村さんが参加している、トリコロールの演奏会のお知らせ。10月の所沢。
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コンピュータ音楽を2083年にはクラシックに、というコンセプトの会社が発行。フリペーパー(かな)
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その雑誌の表紙をめくった、表紙の裏側に、JJFと尺八の神永さんらとの共演情報が。
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いつも通り、思いつきの羅列ですが。こんなところで。

また、何かあれば、ブログもつけましょう。

色々と騒々しい情勢もありますが、現実に起きてくる事象を否定はできないことも、

やむを得ずあるでしょうから、慌てずに、受け止め、色々変化も受け入れつつ、

しっかり暮してゆくことが大事になる時かなと、私個人は思う日々です。


ではでは。


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