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立川志の輔独演会@エポックなかはら(武蔵中原。2012.10.4) [落語]

裏面の378回目。

ツイッター掲載と同内容ですけれど。

ブログにも記録をしておきましょう。

夕べは、立川志の輔さんの独演会。

母と連れ立って。

母との外出も、このところ、アイリッシュ音楽が続いてましたが、

今回は母の希望であった、志の輔さんの落語の会となりました。


場所は、エポックなかはら・ホール@武蔵中原


遠峰あこさんが登場したりして、趣向が面白かった。


演目をね。敬称略です。


立川志の太郎「牛ほめ」

6番目のお弟子さん。

とにかく、私自信が噺を知らないのでね、このネタも始めてで。

でも、それで良かったです。

文字だけ知っていた感じでしたから。


立川志の輔「買い物ぶぎ」


新作もの。有名みたいですね。

マクラというか冒頭のトークは、色々な話題の流れで、ジョークもふんだんにあったり、

国際文化論的な(ちょっと、おおげさか)話もあったりして。たっぷりね。

どっと受けさせていただきました。

演目も、勿論。爆笑でした。

妙なことに拘る人が登場するという、好きなタイプの話で。

笑いました。

1部がここまで。


仲入りが15分くらい。

2部は、遠峰あこ、さん。歌とアコーディオン。から始まりました。

舞台中央にスタンドマイク2本があり、1本は楽器の音を拾いますという角度で用意があり。

三味線かなあとおもっていたのですがね。サプライズでした。


実は、野毛山節の演奏している映像をネット観てまして。

少し前に、「ノーエ節」について調べていた時があって(好きでしてね、あの民謡)。

それで、知りまして。


鈴の音は、左足に鈴をつけて、足で鳴らしてんですよ。

大道芸的なパーカッションではあるけど、鳴り物好きとしては、まねしたくなりました。

ともかく、登場した時に、今日はラッキーだなあと思いました。正直。


野毛山節はお囃子に使われてました。


曲目は遠峰あこさんのサイトから。記録があって、2012年10月4日のものもあります。
http://www.tominegumi.com/aco-sokuseki12.html

1.シウマイ旅情
2.春はうれしや
3.百万円+百億円
4.私の京浜東北線
5.東京節
(ラーメチャンタラ ギッチョンチョンデ パイノパイノパーイ ~って、あの曲です)

そして、また落語に。


立川志の輔「柳田格之進 」


色々書きたい様にも思うけど、まあ、とっても良い舞台でした。


志の輔のさんの演じる、番頭と、侍は好きだなあ。やっぱり。


全演目含めて、2時間30分を超えてたかなあ。

たっぷりと、楽しませてもらいました。


落語の感想をあまり書いていない気もしますが。まあ記録ということで。

すっかり楽しんだことだけは、お伝えしておきます。

いやー、よかったです。


写真はピンボケだけども。せっかく撮ったから、載せておきます。

P1000226.JPG


では。

(乱文、誤字脱字、訂正に努めます)
サイドB

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課外活動(夏編)!柳家小三治一門会@サンパール荒川(2012.7.18水曜日) [落語]

裏面の370回目。

大人の課外活動。一人部活動が多いですが。

たまに、連れがおります。まあ、家族が多いけれどね。

今回は、母と落語を聴きに。観にかなあ。

柳家小三治一門会です。

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演目

P1000166.JPG


場所のせいでしょうかね、私なんぞも、チケットが取れまして。

普通は、小三治師匠が登場すると、まあとれないそうで。


まあ、私的には幸運に働きました。

何しろ前から10列目で観れたのですからね。


せっかくだから眼鏡なしで、目をこらしましたよ。

肉眼で小三治師匠を拝まくちゃっていう、変なファン心理で。

眼鏡の人も、コンタクトの人もいるだろうというのにね。


ともかく。


出演、皆さん、初めてということで。

(基本、落語の場合は、私の場合、常に始めてになる)


やはり、生というもの、場というもの、

これに代われるものは、ないなあと。

ありがたいなあと思いながら、それぞれに楽しみました。


小三治師匠のマクラは今回は少し短めだったのかなあ、

にしもて30分はマクラだった気がします。


今晩はもう遅いので、色々は書きませんが。

思い出したら、また追記します。


もうマクラの部分は本当にその場所に行った楽しみなんだなあと。

つくづく。


青菜という演目も、この暑いさかりに、実にぴったりで。


噺もすごーく、オーソドックスにやっているんだけど、

無茶苦茶盛り上がりましたよ。


途中から、会場、爆笑の渦。


これは、音楽でいうとなんだろう。

プログレかなあ。ジャズとは違うなあ。

うん。

クラシックでは例えられないから、大衆芸能ということでいうと、

私はロック畑でしか例えられないので、

やっぱりプログレ的盛り上がりな気がする。

(正しいかどうかは別で、今の気分で。。。)


まあ落語の方は笑いがついてくるから、難しい理屈はないんだけど。


母も凄く楽しんでいた様で、その点でも良かった。

笑という薬に代わるものはないのでね。


独りじゃ、まあ大笑いを、長いことは、できないから。

テレビ観て、一人笑うことはあるとは思うけど。


一緒に笑うってのは、案外、いいんじゃないかと思うのですなあ。


そうそう。こんなチラシも入っていたので。

EPSON025.JPG


EPSON026.JPG

行けませんがね。

行きたくなる様なチラシなんだよねえ。


大幕の内弁当的な会と、談笑師匠の会と。

行きたいよなあ。

落語会は、また母と、そのうちに。


母とは、次はアイリッシュの会です。

笑いの次は、響きです。

別に親孝行ではなくて。


なにしろ、スポンサーは母ですから。

いい年して、ゴチになってます。アハハ。


まあ私は、母の意向も聞きつつ、レクレーションのアレンジをする代わりに、

自分も楽しませてもらっている、という図となっております。


そのうち、氷川きよし位は、

付き合わないといけないと思ってます(笑。いや、真面目に)


父ともね。

こうして一緒に落語でも聴きにこれたらよかったんだけど。

自分の気持ちが間に合わなかったんだなあと。

してもできない反省ってあるなあと、いまさらに思うのですねえ。

なんでかなあ。

あまり状況は変わっていないのだけど、

父がいなくなったこと以外は。。。

湿っぽくなりましたが、

まあ形はなんでも、存命の母と時間を過ごすのも、良かろうと思って、

色々、見つけてきては、アレンジをしております。

そういうこと、なんであります。


親子といっても、ばあさんとおじさんの二人連れですけどね。



さてと。

マクラとかその他、また追記するかもです。

とりあえず。完全に自分向けの記録になってますが。


まあ、そんなもんですなあ。

ご勘弁を。



そういえば、父母の出身は石川県でしてね。


志賀原発って今、少しニュースに出てますでしょう。


石川県の能登半島の西の真ん中あたりにあるんですがね。

あたし、昔、自転車でそこまで行ったことがありますよ。

それ位に私の一つの田舎が近いんです。


石川県の能登半島ってそんなに広くないんです。

まあ、変に煽りませんが、ひとたび何かあった時には、


県でみるのも、ミクロすぎるとは思いつつ、

石川県という括りでみた場合、福島の様に広い県ではないので、

ダメージの程がニュースの扱い方より大きいと思われます。


単純にいうと、

私の父母の田舎が立ち入り禁止になる可能性があるというリアルさです。

隣接する県への影響とかは別として、の話ですよ、まずは。



昨年の震災が起きた時、神奈川も避難しなくてはならないだろうと、

原発で事故という一報を見た瞬間に思いました。

私はともかく、家族は。

結果的は、我が家は生活の場を変えませんでしたがね。


能登半島の場合は、もっとリアルだなあと、他県に住んでいて思うのです。


反xx 脱xx とかを強調したいのではなくて、

単純に、ニュースで見ていると、そういう影響の大きさは見えないなあと思いましてね。


なんの力にもならないのですが、記録はしておこうと思ったのであります。


親戚も住んでますしね。何かあっては、嫌です。

単純にそんな目線ですけれどね。利己的な。。。


話がそれましたが。



まあ、そんなことで。

またの機会があると、いいなあ。

仕込みの相談は母としてきましたので、

もしかすると、機会があるかも知れない。

ということで。その時に。

このブログは音楽の方が多いのですが、最近はたまに落語が登場しますのでね、

続けたいところですね。

寄席なども本当は行かなくちゃなあと思ったりもしていますが、

まあ落語とは、この先、長い付き合いができそうなので、

焦らず、ゆっくりにとは思っています。


では。


どちら様もご息災で。


サイドB
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課外活動(落語)。関内寄席 『立川志の輔 独演会』 @関内ホール(2012.3.1) [落語]

裏面の339回。

前回のストライクカンパニー主催ライブ鑑賞記事は、もう少し人目につく様に、

しておきましょうかね。

リンクをね、つけておきます。

課外活動(音楽)・ストライクカンパニーpresents第五回株主奏会@高田馬場CLUB PHASE(2012.2.25)


さて、今回はこちら。

(全般に写真のピントから何から、いまいちですが、機材も腕も悪いまま、

 勢いで撮っちゃったんで、ご勘弁を。雰囲気で、どうかひとつ)

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チラシには、こちらが入ってました。

ピントのずれをごまかすために、写真を小さくしたりしてます(汗)

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本当はですね、昨年3月に開催されるはずだった独演会だそうです。

関内ホールで。



東日本大震災の影響で中止となり、今年、改めて開催されたという次第だそうで。

ということで、「開口一番」はお弟子さんでなく、

そういう経緯もあり、志の輔さんが一席やってくださいましたよ。

ええ。

今回は子どもと一緒の観覧でした。教育の一環。のつもりです。

ということで、本日の番組(というそうで)がこちら。

本日の番組

一.ハナコ  ・・・開口一番を志の輔さんが。創作ネタ。
        
一.御神酒徳利
        
 ~お仲入り~

一.抜け雀

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ハナコを除くと、不思議と、この1週間にポータブルプレーヤーで聴いていた話でしてね。

聴いてなかったから、聴いてみたというだけで。たまたまですね。


御神酒徳利は、圓生師匠のでもなく、勿論、志の輔さんのも持ってなくて。

ただですね、落語ファン倶楽部という雑誌で、圓生さんが御前公演で扱った噺というのを読みましてね。

で、プレーヤーにないか探してみたんです。

そうしたら、五代目小さん師匠のがあって、それを聴きました。


今日観て、舞台とか色々なキッカケが違ったので、帰宅してネット検索してみましたらね、

元々上方の噺だそうで(良くありますが)、五代目小さん師匠の噺は、

上方の筋に近いそうで。


本日の舞台は宿屋さんでしたが、これは、どうも、六代目圓生師匠などの噺の形の様です。

志の輔さんも、そちらがベースなのだろうということが分かりました。

志の輔さんのもCDが出ているらしいので、いづれ入手してみたいところです。


抜け雀は、志の輔さんの噺を今週聴いたんです。一昨日くらいに。

本日は、細かいところを、少し変えてあるところがあったかなあ、という感じでした。


これまで、音だけで想像していたわけですが、

動き、表情を観て、余計にまた音でも楽しめるなあと思って観ていました。

まあ、何しろ、生はその空間(今日は広めな方だとおもいますが。狭い方がいいのかね)で

笑い声も共有するし、落語家さんの息遣いまで、じっと観て感じている訳でね。

感想はと言われれば、良いに決まっている。ということになりますね。

別に、チケットが取りにくいからとか、そういうことでなくね。

でも、たまたまチケット取れたんですけどね、完売まで早かったねえ、確かに。

場所によったら、やはり、初日に売り切れるんだろうなあ。



あとは、マクラとかの話。

冒頭の噺のマクラは挨拶半分、ネタに絡む様な挨拶の続き的なもの半分でしたね。

先に書きました様な本日の独演会特有の事情や、東南アジアでの落語会でのお話が中心でした。

1席目となった、「ハナコ」って話は、「あらかじめ」色々説明してしまう、

律儀なおかしみと、切なさが入り混じった様な話に思えましたがね。

これとちょっと絡んでましてね。


お土産さんがお土産の包装に手間取って、何度もやり直して10分以上待たされたという

エピソードがあって、

日本人なら「あらかじめ、時間がかかるから、どこか色々見てくださいまし」

という様な説明しますよね、「日本人でたいしたもんですよ」的にあげておいて、

話になだれ込むという具合。それが噺の中では、そこがおかしみになってゆくというね。


説明するのは野暮。ではありますが。


2席目もマクラがあって、

1席目のマクラでも話された落語会(数年継続しているそうです)がらみでした。

シンガポール滞在にまつわるはなし(マーライオンの話、風水の話)、

風水から昨今の芸能界的に話題になっている某漫才師と同居しているという占い師という

とっかかりで、占いって難しいという様な流れで、御神酒徳利に入ってきました。


話題の占い師の話しは、マクラの繋がりにしただけという感じで、

話題自体は天気の話をする様な程度の数十秒話をしたというだけです。

「電話した」だの「がんばれ」だの、そういう話は一切ありませんでした。(笑。当然か)


仲入り後の3席目は、マクラなして、入り。

サゲの後に、幕が降り、そして再度あがりまして、

昨年の震災から、師匠他界、パルコ公演から本日に至る諸々のことの総括的な

話をされました。



例えるなら、何も考えられない状態で、だからこそ、役になりきれるという

そんな心情を少々、お話されておりました。


が、直接的にはたくさんは話しませんでしたが、

やはり立川談志の死というものが、落語家志の輔さんとしては、

やはり大きな出来事であった様な感じを受けましたねえ。そりゃそうでしょうね。


12月のお別れ会があって。

その後位から、少々、先に書いた様な、

何も考えられないなあと思う。

そういう様な状況があるそうです。


私の受け取りとしては、恐らくは、空虚な感じがするということでは、ないだろうか、

そう思って聴いておりました。


落語は好きで、話をするのも好きなんだけれども、

今は、まだ、あいた穴をぼんやり覗いてしまう様な気分、という感じでしょうかね。


会の性格にもよるのでしょうけれど、先だって観覧した、

志らくさん、談笑さんの会では、あまり立川談志さんの話はなかったですね。たしか。

まあ、志らくさんが少し触れていたかなあ。


わざとそうしたのだろうと思いますけれどね。

だって、自分達の会だから、自分達がしっかりとやらなくてはいけない、

そう思うのがプロってものでしょうからね。

あえて触れないというのも、また芸人魂なのかなあと思っていました。


志の輔さんも最後の最後まで、立川談志の話題には触れなかったですし。


ではありますが、最後の最後に、立川流の第2世代の一番頭である志の輔さんが、

ゆっくりと、自分の気持ちと対話しながらの様にして、語ってくれたのが、

印象的でありました。


本日の観覧記録はこれ位です。


あとは感想とか、落語と私、みたいな話を。


ゼニに余裕がない私ですが、

前回の志らく・談笑両氏による二人会、そして今回の志の輔さんの独演会は、

立川談志が亡くなってしまったからこそ、

芸の上での子ども達を観に行こうじゃないか、そう思いたって観覧した次第です。

手を合わせることも良いけれど、それより、生きている立川流を多く観た方が

供養になるんじゃないかあ、とね。


とか、なんのかんの言って、単純に観たかっただけです(笑)。


師匠方は全員私より人生の先輩なんでね、そんな上から目線みたいな態度じゃないです、勿論。

拝見する、ってなココロ持ちです。

自分の学校の先輩がいたり、高校時代の音楽仲間の先輩でもあったりする方も何人かいらして。

マンモス学校に行っていれば、誰かしら、有名人にあたるというだけの話ですが。

でもね、まあまあ、縁があるじゃないかあとね。いいじゃないかあと。

そうして、2回。立川流の一部ですが、親しんでみた次第です。

最近の私は、わりと、落語を聴く時間が多いです。

落語の世界は通でもなんでもないので、

まあ、若干立川流、柳家、古今亭の何人かに偏りつつも、手当たり次第です。

無計画に親しんでます。


好きな人をただ、手当たり次第に聴いたり、本を読んだり。

知らない人でもテレビで観て、気にいった人、次またチェックしようという人が増えたり、

という最近です。

音楽でいえば、ベストヒットUSA、MTV、UHFのロックの番組、FMのロック系番組等々を

はじからチェックしていた当時と何も変わらないわけです。


そういえば、昔は違ったんですね。

落語でであってないんです。

林家三平さんもかなあ、月の家円鏡(現 橘屋圓蔵)さんも。

三遊亭圓歌(当時は、歌奴。テレビのCMに出ていたのを観てました)さんも。


テレビ、ラジオですね。

タレント的部分で、幼稚園とかそういう頃に触れている世代です。


立川談志も同じでして、小学生でしたかね、もっと小さかったか。

親が見ていた番組に出ていたのでしょうね。

何の番組だったかは、全く覚えていません。

ちょっと難しい大人の人みたいだぞ、という記憶が残っているんです。


最初は立って喋っているのをテレビで観ていた記憶があるんで、

落語家とは思ってなかったはずなんです。

その後、落語の人なのに、政治家になったらしい、というニュースみたり。

なにか、沖縄関係でもめてた、とかね。記憶の断片があるわけです。

まあ、消える頃に、昔のエピソードをどこかで聴いて、

残ってきたってことかも知れないですが。


で大きくなるにつれ、落語は知らないけど、テレビだろうが、雑誌だろうが、

色々な場で、かなり過激な事を言ったりするけれども、

ある角度から見れば、まあ筋は通っているという様なことが、割にあって。

ちょっと特別に思う様になりました。別に考えを支持するとかでなく。


そして、高校生の頃だったか。

テレビでしたが、落語をしているのを初めて観ました。

何の話か忘れたんですが、マクラからキレイで。

雪が降って、ゲタで歩いたあとを読んだ詩か何かを、ただ喋っただけなんですがね。

「ニの字、二の字の下駄の跡。~」って、わりとこざっぱりとして着物でね。

落語家らしく座布団の上に座って、落語をやってました。

ものすごく情感があったんです。言葉に。

(後年の色々な音源に残るマクラとは趣きが違ってました、今は、あれはアレで大好きですが)


で、落語的な理解はできなかったんですが、演じる立川談志の姿を観ているのが

心地よくて、最後までその番組を観たのを覚えています。



少々立川流から話がそれますがね、

五代目小さん師匠も、「長短」を観て。これはいいなあと思って、記憶に残った。

小三治さんは、何かの大喜利番組とか、クイズ番組とかでずっと観ていて、

何かの時にテレビで落語を観る様になって。

いい雰囲気の話し方だなあって、記憶していたんです。


そういう人あげたら、通の方ほどでないにしろ、何人も書きたい人が出てきて、

駄文を連ねることになるので、やめますがね。


まあ、そういう記憶の断片がきっかけとなって、この2、3年位の間に、

だんだんに落語を聴いたり、テレビで観たり、ドキュメンタリーを観たりする様になりました。


今じゃ、日に1度は何かの落語を聴いているという感じがありますね。

かなり偏ってますが。

まあ、ロック聴くのと同じくらいの親しみ具合で、落語聴きます。

長くなりましたが。


話を戻しますとですね、

落語小僧ではない私でありますが、ない頭で考えて、気持ちと相談をして、

今回の様な形で立川談志の死を受け止めてみた。

ということであります。


まあ、残念なことに、私は立川談志が存命中に生で高座を観ていないから、

なにしろ、音や映像しか頼るところがないのですが、

それでも、これからも、生きていた頃と変わりなく、何度も聴く噺があると思うし、

マクラ的部分で語る、随談といいますか、そういった話も何度も聴くだろうと思います。


この数年、落語を聴き始めたと申しましたがね、

最初にびっくりする位に感動した落語は、

立川談志の鼠穴でした。


落語っていいなあ、と思いましたね。

勿論、滑稽話も好きで良く聞きますし、好きな人、大勢います。

分類ということでなくて、驚いちゃったんですね。

これは、芝居なんだなあと、今頃ね、思ったんですよ。

あの驚きがなかったら、それほど落語を聴いていないと思います。

驚いた理由が自分でも分からないのですがね。

立川談志さんだったから、それだけ、なんだと思うのです。

志の輔さんも聴かなかったろうし、

こうして、落語を観に行くこともなかったと思います。


そういえば、また話が変わるというか、微妙に戻るのですがね、

私は実は柳家小三治師匠が元から好きなんですね。


立川談志は兄弟子にあたるそうですが、

近年は直接的に接点は、あまりなかった様子ですね。

インタビューなど読んでますとね。

まあ、それはともかくですね、

(立川流の話をさんざん書いておいて、反則とも思うのですが)

次はいつか、柳家小三治の独演会に行きたいなあと思っています。


親子会が7月にあるというので、迷ったんですが、

独演会が近くであったら、チケットが取れるかトライしてみようかなと。


そのお弟子さんに当たる師匠の高座も観に行きたいわけですが、

私の中の順番があるのでね。

なので、次は、柳家小三治師匠となっております。


立川ではじまって、柳家で締めると、

誰かに怒られそうですが。あいすみません。


ではでは、またの機会に。

どうか、ご息災で。


サイドB



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課外活動(落語)。立川志らく×立川談笑@関内ホール(2012.2.19) [落語]

裏面の337回目。

えー、本日は、12月以来の課外活動に行って参りました。

私のいう課外活動ってのは、単純にお出かけ、

という程度のことだったりもしますが。


前回は、ストライクカンパニーのライブとか、パンデイロ買いました、という様な

ことでしたかね。

あれから2ヶ月位になりますが、久々に。


今日は落語でございます。

「たたかう表現者たち Vol.1 立川志らく×立川談笑」

場所は、関内ホール。13:30開演でございました。

大ホール。

志らくさんのお弟子さんで、立川志ら乃さんも登場。

この会のオープニングアクト、っていうことでしょうかね。

初めて拝見しましたけれども、愉快でございましたね。

演目の写真はこちら。(ぼけてますが)

P1000044.JPG



今日はなんと、実の母が連れでした。

まあね、亡き父の誕生日でしてね。まあ明るく笑い飛ばそう(まあ、人情噺もあるけども)ということで、

企画した次第でしてね。

軽い心配はですね、母自体が初めて観覧する立川流四天王 若手サイドの

芸についてゆけるか、でありましたが。

そこはもう流石真打、たくさん笑い、そして聞き入りということでね。

楽しませていただきました。


母もよく笑って、良い1日になりました。


<印象とかのメモ>

立川志ら乃  平林 

         大昔に別の落語家さんのやっているのを観たことがあるのを、
        
         思い出してました。

         ネットでも軽く調べてみましたが、色々やり方があるお話みたいですねえ。

         「♪タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキー」

         のところね。

         志ら乃さんのは、

         ええじゃないか的に盛り上がって、サゲに向かうのが、小気味良かったです。

         ウィキペディアに落語の平林の概略が書いてありました。安易に引用してすみませんが。

         サゲも何種類かあるみたいで、ウィキペディアのとは少し違いました。

         
         http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%9E%97


立川談笑   堀の内

やっぱり、マクラの雰囲気がいいんですなあ。談笑さんは。生でも再確認。

         あ、刺激の少ない方でくるんだなあ、場所を読んだのかなあ、

         などと思ったりしてね。

         しかし、そこは一体感ある生。

         やっぱり良いですなあ。良かったです。

         園蔵師匠も含め、音源でものすごい回数聞いているのに、笑ったこと、笑ったこと。
          
立川志らく   松竹梅

         テレビとか音声のみでしか体験がなかったのですがね。

         志らくさん自体の押し出し方が、ひところより、落ち着いた感じでしたね。

         マクラは茶柱とか、霊柩車の親指隠す話で多分、このお話とセットなのかな。
         

         聴き終わってみると、

         この話はかなりハイテンションで行くはずなのだろうけど、

         勢いだけじゃない演じ方を試そうとしていたのか、今思うと抑え目だったかな。

         でも、おかげで、聴きやすかったと思います。

         耳の悪いうちの母も、ついてゆけてましたしね。

         こちらも、ウィキペディアに概要がありました。

         サゲは志らくさんのは、もう一ひねりあった気がしたけども、

         忘れてしまいました。。。機会があれば、生で再確認ということで。

         (ニコ動に音声があるみたいです。リンクはしませんが)

         http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E7%AB%B9%E6%A2%85_%28%E8%90%BD%E8%AA%9E%29

仲入り

(インターミッション。お客的には休憩です。

男性トイレが長蛇の列。受験でも経験したことがない位。落語ならでは、、、でしょうか。

ちなみに、会場には、女性客も大勢いましたよ。

でも比率は男性が多かったってことでしょうね。

そういえば、驚いたのが、自分が若手だと気づいたことでしょうかね。

お客の中でね、立ち位置が。

最近じゃ、集団によっては、年齢的には上の方の仲間に入りがちなこの頃。


久しぶりの若い衆感覚が新鮮で。嫌味じゃないですよ、本当に。


先輩が大勢だったってことです。

いづれ、自分もそうなるんですがね。

まあ、飽きないで落語聴いているか、分かりませんが。


会場とか曜日にもよるのでしょうけどね。


という、どうでも良いことを、トイレ待ちしながら、思ってました。へえ。)


立川談笑  時そば

        やはり。そうなんです。今日はシシカバブ問答も、イラサリマケーもないのです。

        やはり、演目だけ見ると、普通の古典落語。

        でも、ちょいちょい改作のココロが入っているという。そんな感じでよかったです。


        マクラは、また、こう会場と一体感がでる話題でね、面白かったですなあ。

        あるシチュエーションで、何から箸をつけるかとかね、オチが意外でどっときましたなあ。


        噺の方は、繰り返しですけど、

        古典の筋に、談笑さんお得意のくすぐりを、

        ちりばめてくれました。

        笑いっ放しでした。

        そういえば、CDでは音声が隠れている、ある名(?)店の名前がね、

        そうかそうかと。生だと分かるんだなあ。そりゃ、そうだね。


        1つだけ、です。

        もう一軒のは、今日は登場しなかったなあ。


立川志らく  人情八百屋

        人情噺です。志らくのピン(1,2どっちか忘れたけれど)にも収録されているので、

        聴いたことがありました。

        もともと、談志師匠がやってたんですね。立川流では。当たり前か。

 
        志らくさんの噺ですがね、CDの時よりも、今日の方が、

        声も、間のゆらぎも重しがあって随分と聴き良かったです。


        登場人物の感情移入に引き込まれる様な凄みもありましたねえ。

        何か変り目なのか、声色の調子なのか、目指すところが変わったのか、

        松竹梅とあわせ、勘ぐりたくなる今日の2席でした。


        今、粗忽の釘やったら、CDに入っている頃の、

        あのぶっ飛んだ感じ(大好きなんですが)には、

        しないのではないかと。

        そんなことを素人なりに、思ってみたり。


        そういえば、前々から思っていたのですが、

        声色とか啖呵の切り方の調子が、

        亡き志ん朝師匠の感じもあるんですよね。

        確か、本で読んだか、お好きなんですよね、ご本人が志ん朝師匠をね。
        
        関係あるのかな。



素人があれこれ、無駄話も書きましたが、まあ、楽しかったです。


私の場合は、要は何をしても、この一言で片付けてしまうのが、

私のお気楽で工夫のないところであります。

お赦しを。 


課外活動は、これから半月位、久々にON状態になります。

(その後は、またしばらくお休み。と思います。)


来週末はストライクカンパニー主催のライブに、親族一同で出かけたり。


月が替わったら、また立川流ですが、また落語をね。

志の輔師匠。初体験です。


今度の連れは子供。

とりあえずは落語を分かって聴ける子なんで、連れてゆこうかと。


教育の一環。

どう教育の一環になるのかは、私も良くわかっていないのだけど、思いつきです。ええ。


昨年まで、たまに出かけていた、メジャーなアーチストのライブなどは、

今年は少し落ち着く感じになりそうです。

色々な具合があえば、観に行きたいところですけどもね。

興味を持っているアーチストは当然いますので。


でも、まあ、今年はそっちの課外活動は、少しお休みかも知れないですな。

課外活動以外に時間を割きたいこともあったりもしますし。


と、何を世間に、ごちゃごちゃ言い訳をしているのでしょう、私。あはは。



旅日記の方は、続きをもう少し後で、また記録します。


ということで。

インフルエンザだの、色々な病にかからずに無事にいれば、

課外活動してきますんで、また、その辺りを記録できればと思います。


ところで。

今、志ん生師匠の本読んでいるですが、いやー、

一昔前のある種の噺家さん(個性かも知れないけど)の生き方ぶりが想像されて、

とても小気味よく読んでますわ。

もう1冊、読む予定。

酒の悪い癖では、亡き父を思い出したりしてます。


うちの父も、私の知る限り、3拍子かどうかは分かりませんが、

2.5拍子は揃ってた感じでしたんでね。


半端が微妙な表現ですがね。

子ども目線なんで、未知なる世界が0.5なところで。

志ん生師匠の世界ほどではなりですが、

我が家(実家)も大変でしたねえ、振り返ると。


子どもだから、当たり前に思っていたけれど、

人間うまく狂わない様に、うまく、こさえてもらってるんですね。

子どもに何らかの防衛本能というものが、備わっていたんでしょうね。

「当たり前」と思えてたんですから。

今なら、狂うと思います。かなりの割合で。

今思うと、相当に異常事態の日々でしたんでね。


内輪の恥みたいな事書いてますが、

父もいなくなってしまうと、

思い出話なんですがね。しみじみとね。



びんぼう自慢 (ちくま文庫)

びんぼう自慢 (ちくま文庫)

  • 作者: 古今亭 志ん生
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫




音楽は、相変わらず、あのービッグバンド的ファンクみたいのとか、

ベースはジャズなんだけどファンク的なものとかね、

そういうのを後追いで聴いたりしてます。

ジャズとかホーン中心のファンク的なものとか。


音楽も落語も、CDみたいなものは、まあ後追いです。


課外活動の通りでしてね。

マヌ・カチェあり、落語あり。


スティングとかロビー・ロバートソンで、

マヌ・カチェのプレイをおさらいしたり。


あとアメリカのソウル的なものとか、フィリーサウンドとか言われてるものの、

氷山のごくごく一部を聴いてみたりね。

カタログを眺めるつもりに近いかも知れないですがね。


あとは、一番最近おさらいしたのは、キャンディー・ダルファーかな。

なんか、単にブルーノートに行った時のポスターか何かで観て気になった、

というだけなんだけど。ジャズベースのファンくでした。

さくっと、はまりましたね、この方は。分かり易い。

なにやら、プリンスだ、ピンクフロイドでも吹いているそうで(ジャンル関係ないんですな)、

いづれ、探してみたいとは思っています。


要は昔から有名ということを知りました。



ベスト・オブ・キャンディ・ダルファー ~キャンデイ・ファンキー・セレクション ~

ベスト・オブ・キャンディ・ダルファー ~キャンデイ・ファンキー・セレクション ~

  • アーティスト: キャンディ・ダルファー
  • 出版社/メーカー: RCAアリオラジャパン
  • 発売日: 1998/06/03
  • メディア: CD




Candy Dulfer Live in Amsterdam

Candy Dulfer Live in Amsterdam

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ariola Germany
  • 発売日: 2001/02/02
  • メディア: CD




ライト・イン・マイ・ソウル

ライト・イン・マイ・ソウル

  • アーティスト: キャンディ・ダルファー,メイシオ・パーカー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD



もう1枚位は聴くかな。

全部制覇しようという気はないんで、まあ、そこそこに。

昨年末に出た、最新作くらいは、そのうち聴くかも知れないなあ。


音楽は書いてないことでも、まだ色々手を出してますね。

日本の古典的なものとかね(なんだか、説明が大変なので、またいづれ)。


音楽というか、落語というか、色々派生して。

まあ、流行歌とか準民謡みたいは土地の歌とかね、

選者の方いて編集されたCDなども聴いたりしてますわ。


まだまだ、咀嚼中なので、

そのうち時がきたら、何か書ければと思います。


長くしてしまいました。

今回もぼちぼち、この辺で。



あと1ヶ月は、

風邪とか

インフルエンザとか

火の始末には、

厳重警戒いたしましょう。

年中、注意は必要ですが、特にということでね。


では、息災でおりましょう。


サイドB

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立川談志。天才、逝く。そうかあ。 [落語]

急遽、裏面の正式回で。316回目。
(明日以降は、また、きまぐれで、適当。今日は特別)

日が違うからね、ぞっとはしなかったけれど。

臨時の記事で、ブレークスルー(何度もするんだけどもね)した気がした。

そんなところだったんで。

まさしく、笑点の企画をして2代目司会者の

まあ5代目立川談志(本名はまあ色々調べてくださいな)さんが、

逝ったとテロップが見えて。

笑点の前番組があってね、これの司会が先代円楽さん。

番組がそのまま変わって、企画側だった談志さんが司会になって、笑点になったと。

(そのあと、前田武彦、三波伸介、先代の円楽さん、今の歌丸さん、こう続いているはず)

それはおいて、おいてね。


「あー、この日がきちゃったかあ」とね。

弟子でもなきゃ、贔屓でもない。

ただ、父と同じ年だったり、

今年になり、私が落語に随分はまっていたりして。


あの方が全盛で活躍している頃に

ミルクを飲み、

何もかもぶち壊した頃に思春期を迎えた世代です。

印象は後半~今までが中心ですね。

多くは、落語協会でた後かな。


今年の春、父をなくし、どうにも核のない日々に

「これなんか、どうだ」って落語と背中を押してくれた様に、

縁をつくってくれた方の一人でもあるね。

そんな気がしたんですよ。CDを1枚、本を一冊手にとるのにね。


言葉はないけど、立川流の人達はたくさんいるから、

この世は寂しくないという言い方したら、失礼かも知れないけど、

楽しみはありますけどね。

でも、嬉しい話じゃないね。

円蔵だけになっちゃったなあ、かつての四天王って。寂しそうだったなあ。


まあ、それこそ、他界した名人達と一杯やってくださいよ。


先代林家三平さんがなくなった時に高座で話していた様に。

志ん生師匠、文楽師匠、円生師匠はじめ名人、仲間、後輩と

あって。

三平さんに、また、サービスされたりしてね。

「はいはい。(センスを膝において)あ、やっぱり、談志さんは、

センスがあったんですね」

なんていわれたりしてね。

もう逃げ場ないですよ。



特に小さん師匠とゆっくり、おしゃべりしてくださいね。



どういう場でどういうお別れがあるにせよ、

「だんし~」って大声あげますよ。

心の中であってもね。


こっちの世のことは、こちらの名人、若手がなんとかするでしょう。

関係のあった方のコメントを観るたびに、すごかったと思うのだろうけど。

政治家時代のことは、美化されないか、不安もあるなあ(笑。失礼)

じゃあ。

宗教、宗旨わかりませんが、落ち着くまで色々ありますが、

落ち着いたら、是非、ゆっくりやってください。

でも、こういう、学歴とかでなく、

頭脳と言論と人脈が創れてスーツばかり金かけないという様、

こういう先建がまたこの世からはいなくなるね。

まあ、「ぐだぐだ言わず、やれ」

そう言いそうだから、そういう心の持ち様でいたいと思います。


天才。

逝く。








サイドB



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落語。らくご。噺。落語家。父のおもいで。とかね。 [落語]

裏面の309回目。

語呂が良い様な。


という事とは関係はないのですが、

今回は、落語(と言っても、なんだか、偏ってますが)とか、

その周辺の音や映像をランダムに。


その前に、なんで、最近、落語なの。というところをね。

少しだけ吐露します。



あの、ビートルズ嫌いっていう人いますよね。

まさにリアルタイムで楽しめたであろう、

私からすれば羨ましき世代の人で。


仲間に「いいんだから、聴きなよ」と言われすぎて、

なんだか苦手になってという方がいる。


私にとって落語がそうでして。つい先日までね。

昔、子供って中学位ですが、

筋金入りの落語好きの先輩がいまして。


ご覧になっているかもしれないですがね(苦笑)。


時々、落語三昧というか、落語かぶれ的に、

嵐の様に、そういう話をされることがあって。


その方は、今もその周辺業界で仕事したりもしてますので、

筋金どころじゃなくて、

東京スカイツリーの構造並みに

すごいことになってんじゃないかあと

想像するんですがね。


プロ相手に仕事してるみたいですからね。

だから、凄かったんでしょうね。お若い頃からね。


とにかく、私には、その手の話は、音楽と違って

どうも理解不能な世界でしたので、

ちょっと、距離をおいてました。


落語というものに。JAZZもそうかなあ。


でもね、一人暮し始めて、寂しいでしょ。

テレビでやっていたりすれば観るし。

これが面白い、ということに、少し気づいたりもして。


稼ぎだして、縁があって、飛行機にのったりすれば、

父ゆずりなんだと思うのですが、語りの芸が好きな方なのでね、

聴いてました。空の上で、噺ってのもいいなあ、てなもんです。


落語好きの先輩とであって、そうこうして30年位たって。


父が半年前に他界して。


はじめて、自分から、ちょっと落語に近寄ったんです。


父は志ん生とかの時代の落語家が好きでして。

私は顔しか知らないし、志ん朝さんでさえ、

ふた周り以上、上の世代という位ですから。


父は気が向くと、色々とイラストを描くことがあって、

ある時、

「これはあの、ふりかけのCMに出ている、

志ん朝のおやじさんだよ」

といって

志ん生さんのイラストを書いて見せてくれたんですね。


その時、こんなことも言ってました。

「あの三平の、今の、こぶ平の爺さんってのもな。

落語家で林家正蔵ってんだぞ。」


そんな話、生きていた間にした数少ない会話の、

そのうちの2回くらいの事なんですがね。


急に、強烈にそのことを思い出したんです。


当時、父を亡くして色んな事務的なことがあるのに驚いたりして、

震災のこともあったし、まあ他のことも重なって、

表面とは別にね、しっかりと気を持たなくちゃというのと別にね、

内側では少し塞ぎこみたくなる気持ちもあったのでね。


落語なんて聴いて、笑えんのか、

つくり話に泣けるのか、半信半疑でしたが。近づいてみました。


まずは、志ん生さんのCDを聴いてみて、

で三平さんとか、三代目の円歌さんのあたりや、

小三治さんとか談志さん、志ん朝さんなどもね、

聴いてみたんです。


そうしたら、笑いの種みたいな感情がわいたり、

談志さんの鼠穴には圧倒されてね、すごいなあ、芝居みたいだなあって。


人が話しているということ自体に、安心させられたりもして。

マクラなんて、特にそうなんですね、私にとって。



そしたら、前にも書きましたが、

「あ、これ飛行機で聴いた」なんてのも出てきて。


で、志の輔さんの落語を聴きだして。

で本を読んでみて、もっと面白そうな噺があるぞ、ということを知って、

また聴いて。


その流れで立川一門の談春、シラクじゃなかった志らく、

談笑あたりに流れても行きまして。

それに飽き足らず、CS含めて、だいたい有料でなければ、

落語をやる番組はチェックする様になってしまいまして。


お、春風亭一之輔、とか、あー古今亭菊之丞と、

知ったかぶりをね、してまして。


今じゃ、ラジオ第2の新・話の泉に談志さんが復活してくれないだろうかと、

正しくは、早くお元気に回復して欲しいなあと思ったりして、日々過ごしてます。


音楽聴こうかなあとおもうと、つい、今日は志ん朝さんの声が聴きたいとか、

そんな具合で落語かけちゃう。

電車なんかで、本を読む場合だけは、音楽にしますがね。

どっちも、分からなくなるみたいで。気分が悪くなりました。あれは、脳が困ってたんでしょうな。


まあ、そんな感じで、音楽を聴いていた時間をだいぶ侵食しています。

こんな具合です。



親孝行したいときに親はなし

ってという言葉がありますね。


今、落語を一緒に聴きにゆきたいなあって。

もしね、生きていたなら。

そう思うのですよ。

生きている時に、

どうしてそう思いつかなかったかなあってね。

まあ、気まぐれな父だったので、

誘いに乗ったかは別ですがね。


今更ですが、そんな感じもしましてね。


父が亡くなるまでは、笑点的な演芸番組をのぞけば、

今ほど落語には自分からは近づいてないのです。

不思議なもんですね。

不安なことばかりが多いのですがね、本心は。

でも、落語と、今出会えたことには、

何か、私には良い縁である様な気がしてましてね。

音楽も、変らずに好きなものでありますが、

増えたということですね。そういうものが。


ということで。これ位にして、

音楽と同じで偏食なんでありますが、

映像とか音を、今日の気分でリンクしてみます。

時々、こういうの、やるかも知れないです。


最初は落語というか、コントからです。


立川ボーイズがでてくる映像。随分前みたいですな。




志ん生師匠 動画です。



金原亭伯楽(きんげんてい はくらく)。マクラに志ん生の話題もでてきます。

志ん生さんのご長男、金原亭馬生(要は志ん朝さんのお兄様)のお弟子さん。

そういえば、小三治師匠のトークショー的口演の中で、バイク仲間として紹介されていました。



柳家小さん  5代目円楽さんが司会の頃の追悼番組だそうです。




柳家小三治 「看板のピン」  音声。筋が分かっていても、聴いちゃうのは、演者の魅力です。



花王名人劇場における柳家小三治 「小言念仏」(司会・談志)


ともに、談志さんは協会とは別の流れを始めましたが、

元は小三治さんと同じで小さんのお弟子さん。


でも、私自身は共演しているところを、あまり見たことがなかったんですが、

共演の音声が残ってたんですね。

これは、立川流ができる前なのか、あとなのかは不明ですが。


この番組は始まってから、終わるまで、その時代は知ってますからね。

見とくんだったなあ。

多分、漫才の時だけ観てたのかなあ。私は。


最後は、小三治さんのお弟子さん(今は真打です)で、

柳家三之助さん。この噺も演者次第で、色のつき方がちがってくる、こっけい噺ですな。




落語の世界は、協会だ、なんだと団体が色々ありますが、

時折、公式サイトをチェックしてみると、公演の情報があったり。

落語協会は真打の発表ビデオがあったりして、今時な感じですな。

(この辺りに柳家三之助さんも関わっているそうです。ポッドキャストなんかも、

随分早くからされてました。)


うーん。まあ、こんな感じです。

噺って長いのから短いのまであるのですが、

30分とざらなんですよね。1時間のもあるし。

でも、聴いちゃうのですね。


普通なら、飽きちゃいますね。トイレ行きたいなあとか。

逆ですからね、噺聴き続けたいから、トイレ我慢しよう。みたいなね。

別に独演会でもなく、自分でただ音を聴いている、

テレビを観ているだけのことなんですがね。


人が何かしているって良いんですね。

浪曲とか、それこそ義太夫とか、そっちに走ったらどうしようかと、

父譲り(義太夫の血はないです)の血が騒ぎだすのが、

不安な様な楽しみな様な。

だって、民謡、三味線、鳴り物。伝統芸能。

今は、全てに心が開けてますからね。


どうしますか、義太夫をやるからって、親戚を集めだしたら。


誰が、泣くのかなあ、息子がなくのかな。

「そこは、おれの布団なんだよ」って。


と、覚えたてで、どうしても言いたい子供の様なことを書いて、

この辺で。

「寝床」という噺が、面白いですから、是非。

いろいろな方がやってます。

笑いは体に良いとか、

笑いも脳の痙攣だから、微笑む程度が良いという方もいますが、

たのしきゃいいんじゃないか、というのが私の私の体への向き合い方です。


ともかく、息災でおりましょう。


サイドB

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